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夜の動物を見るチャンス! よこはま夜の動物園の見どころを聞く<前編>

日本に一時帰国している人も多い夏休みシーズン、親子で夜の動物園へ出かけてみてはいかがだろうか。神奈川県横浜市内にある3つの動物園<よこはま動物園ズーラシア・野毛山動物園・金沢動物園>では、「よこはま夜の動物園2023」と題して、8月の毎週土曜日・日曜日と11日(金・祝)に開園時間を延長し、夜の動物園を公開する。イルミネーションで彩られた園内では、夜になると活発に動く動物の姿など昼間とは違う様子を目にすることができるだろう。そこで、帰国便利帳では、各動物園の担当者に、夜ならではの見どころを伺った。

夜行性動物が多く暮らすズーラシア、まるでサバンナ!

まずは、「オカピ」でおなじみの、よこはま動物園ズーラシアから紹介しよう。ズーラシアは「生命の共生・自然との調和」をテーマに平成11年(1999年)に第1次開園し、徐々にエリアを広げながら、平成27年(2015年)に全面開園した国内最大級の動物園だ。世界の気候帯、地域別に8つのゾーンに分け、希少動物を含む世界中の野生動物の展示、飼育、繁殖、研究を行っている。

夜の動物園「ナイトズーラシア」の見どころについて広報担当の久保田夕紀子(くぼた・ゆきこ)氏は、「ズーラシアにはライオンやスマトラトラなど、夜行性の動物も数多く飼育されています。日中は寝て過ごしていることが多い動物が、日が暮れて活発に動き始める様子など、普段は見ることができない姿をご覧いただくことができます」と回答。久保田氏のおすすめは、「アフリカのサバンナゾーンです。日暮れや夜のライトアップされた展示場で、まるで本物のサバンナにいるかのような写真を撮ることができます」とのことだ。

写真提供:横浜市立よこはま動物園ズーラシア

 スマホの“うっかりフラッシュ撮影”に注意

ただし、写真を撮る際は、動物に向けてフラッシュをたかないように注意しよう。これはズーラシアに限らず他の動物園でも同様だが、強い光に驚いてしまう動物は多いので、日中・夜間にかかわらず動物へのフラッシュ撮影は控えてほしい。うっかりしがちなのが、スマホでの撮影時だ。暗くなるとスマホでもフラッシュが光ることがあるので、あらかじめ発光禁止の設定にしておこう。

野毛山動物園と金沢動物園の情報は、明日公開の(後編)でお届けする。

(取材・文/中山恵子)

【よこはま夜の動物園2023】

<開催日時>
・8月の毎週土曜日・日曜日・8月11日(金・祝)(全9回) 
・20:30まで開園時間を延長
・最終入園時間/ズーラシア19:00、野毛山動物園20:00、金沢動物園19:30

<各園の案内>※詳しくは各園のHP参照

●よこはま動物園ズーラシア
URL: https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/
住所:横浜市旭区上白根町1175-1 
問合せ先:045-959-1000

●野毛山動物園
URL: https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/     
住所:横浜市西区老松町63-10 
問合せ先:045-231-1307

●金沢動物園
URL: https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/      
住所:横浜市金沢区釜利谷東5-15-1  
問合せ先:045-783-9100

夜のインドゾウ「ヨーコ」 写真提供:横浜市立金沢動物園