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「ゲームってどんな人がつくっているの?」ソニーが教育イベントを実施(後編)

子どもたちの好奇心が広がるプログラムを企画

前編から続き、先月27日にオンラインにて行われた、PlayStation®に関わる社員がゲームの仕事について話をするトークイベント「ゲームってどんな人がつくっているの? PlayStation®の人に聞いてみよう!」について、主催のソニーグループ株式会社(以下ソニー)に話を聞いた。同社サステナビリティ推進部CSRグループ 山本理恵子(ヤマモト・リエコ)氏が答えてくれた。

今回のトークイベントは、夏の大型イベント「CurioStepサマーチャレンジ」の一環だが、他にも、地球環境と生態系のふしぎについて学ぶオンライントークイベント、MESH™(メッシュ)、toio™(トイオ)を使ったプログラミングワークショップ、科学工作が楽しめるワークショップや工作キットのプレゼント、プログラミング的思考でつくられた子どもたちの作品を募集するコンテストなど、オンラインで参加が可能なプログラムを多数用意したという。

「多様な事業を展開するソニーだからこそ届けられる体験を通じて、子どもたちが好奇心を広げ、新しく好きなことを見つけたり、自分の“得意”をさらに伸ばしていくきっかけになればと考えています。紙コップでスピーカーをつくるワークショップに参加した子どもたちに驚いたことを聞くと、『音の正体が振動だったこと』と答えてくれました。工作を通じて音の仕組みを学んでもらえたようです。その他にも、『スピーカーから音が聞こえたとき超うれしかった』『紙コップでスピーカーがつくれることを知ってビックリした』などの感想がありました。保護者の方からも、『コイルを巻いて電磁石を作るのが初めてだった。電磁石は、スピーカーやヘッドホンの他にどんなものに使われているのだろう、と子どもが疑問を持つようになった』などの感想をいただき、ものの仕組みにさらに興味を持ってもらうこともできたようでした」(山本氏)

他にも、地球環境と生態系のふしぎについて学ぶオンライントークイベント「シネコポータル・ワークショップ特別編 恐竜くんと考えよう!地球環境と生態系のふしぎ」の参加者からは、「生態系のことがよくわかった。地球や月、太陽のできかたなども知れて良かった」などの感想があったという。

アイデアを形にする過程を大事にしたい

また、プログラミング的思考でつくられた作品を募集する、「大切な人のワクワクをつくるしかけコンテスト」も開催したが、「一番の特徴は、“プログラミング的思考”でつくられた作品であれば、工作などの作品も応募可能であるという点です。プログラミング用ツールの使用は、必須ではありません。また、ソニーのプログラミングツール以外を使用した作品もご応募いただけます。プログラミングツールの使い方だけではなく、試行錯誤しながら自分のアイデアを形にする過程を大切にしてほしいという想いからつくった企画です。応募期間は9月4日まででしたが、結果発表は9月30日ですので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。多数の応募作を見ていると、子どもたちが大切な人を想ってアイデアを考え、何度も試行錯誤をしたことが伝わってきて、とても温かい気持ちになります」と山本氏は話す。

興味を深めるためにオンラインコンテンツの活用を

「CurioStep with Sony」は2020年のコロナ禍においてスタートしたが、オンラインでの学びを導入することで、弊誌の読者のように海外在住でも参加・視聴が可能になった。

「ワークショップの中で遠く離れた場所のお友だちとつながれることも、貴重な経験の一つだと感じています。CurioStepでは、好きな場所から好きな時間に楽しんでいただけるコンテンツとして、『おうちdeチャレンジ』をウェブサイト上でご紹介しています。科学工作のレシピや、学習シート、クラシック音楽の動画など、さまざまなコンテンツがあり、おうちで自由に楽しんでいただけます。CurioStepにかかわらず、現在はオンラインコンテンツが非常に充実しています。普段、生活をしていて、“面白いな”“好きだな”と感じる気持ちを大切に、ぜひ興味をもったことをさらに深めるために、こうしたオンラインコンテンツを活用してもらいたいと思います」(山本氏)

「CurioStepサマーチャレンジ」は日本での取り組みだが、ソニーでは世界中で「CurioStep」をはじめとした教育プログラムを実施している。今回取り上げたトークイベント「ゲームってどんな人がつくっているの? PlayStation®の人に聞いてみよう!」も、YouTubeにてアーカイブ公開しているので、ぜひ、大好きなゲームを仕事にしている登壇者たちの生の声やオンライン参加した子どもたちとのやりとりを見聞きしてほしい。

(取材・文/中山恵子)