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学生が育てたさつまいもを商品化|国際高等専門学校

学生が育てたさつまいも「高専紅はるか」を商品化

国際高等専門学校(International College of Technology, Kanazawa 以下、国際高専)の学びの大きな特色は、問題解決型のプロジェクト活動を学びのコアとする「エンジニアリングデザイン」です。この授業の一環として2年生の学生が手掛けた「高専紅はるか事業」が、地域の話題になっています。

さつまいもの栽培から販売、決算までを実践

地元のカフェと共同開発した「チップスべにゃソフト」。 学生たちが育てた紅はるかの焼き芋の粒を練りこみ、 ねっとりとまろやかで、甘さひかえめのソフトクリームにチップスをトッピングした

国際高専の2年生は「エンジニアリングデザイン」の授業の一環で、白山麓キャンパス校舎前にある休耕田で育てたさつまいもの一品種・紅はるかを活用し、地域活性化を目指す「Agriculture Innovation Project」に取り組んでいます。

このプロジェクトは、「アグリビジネス班」と「アグリテック班」に分かれて通年で活動しています。アグリビジネス班は休耕田を活用して紅はるかを栽培し、宣伝・広報を含む販売計画の立案から販売の実践、決算まで、農業法人さながらの活動を通してビジネスを実践的に学びます。アグリテック班は、AIを活用した畑の獣害対策システムの開発に取り組んでいます。

地元カフェとのコラボ商品として、焼き芋を使ったソフトクリームを開発

アグリビジネス班の学生たちは、自らが栽培した紅はるかに「高専紅はるか」というブランド名をつけてビジネスを展開。その名も「高専紅はるか事業」です。

今回は、白山麓キャンパスの前にあるカフェ「蕎麦山猫とキジトラコーヒー研究所」 (石川県白山市瀬戸132-4)と連携し、コラボ商品として「高専紅はるか」の焼き芋を使ったソフトクリームを共同開発。10月下旬から期間限定でソフトクリームの店頭販売が行われています。

蕎麦山猫とキジトラコーヒー研究所で、ソフトクリームのトッピングについてミーティング
学生が制作した店頭のPOP(写真中央)

さらに、紅はるかの生芋を「道の駅瀬女」(石川県白山市瀬戸163-1)での販売を開始。10月30日(日)と11月3日(木・祝)の2日間は、学生自ら店頭で高専紅はるかの焼き芋を販売しました。

金沢工業大学・扇が丘キャンパス内のコンビニ「Yショップアクア店」でも11月下旬から販売する予定

このアグリビジネス班の活動は、1分間のショートムービー(YouTubeチャンネル)でご覧になれます。こちらをクリックしてください。

15歳から英語でAI、ロボティクス

国際高等専門学校(ICT)は、未来社会「Society 5.0」の基盤となるAI、IoT、ロボティクス分野の実践力を英語で涵養する15歳からの高等教育機関です。併設校の金沢工業大学とは「KIT/ICTスクールシステム」と呼ぶ9年間の一貫教育(高専5年間+金沢工業大学3年次編入・大学院修了までの4年間)を構築し、大学受験を意識することなく、やりたいことに没頭できるのが強みです。

「白山麓キャンパスでの全寮制教育」(1年、2年)、「1年間のニュージーランド留学」(3年)、「金沢工業大学と共有した金沢キャンパスで大学の専門科目を履修。大学研究室(学部4年生・大学院生)と研究プロジェクトを推進」(4年、5年)という多彩な活動フィールドを通じて、新しい価値を創出できるグローバルイノベーターを目指します。

グローバル社会で英語とテクノロジーを駆使して人に役立つことをしたいという方は、国際高専で、仲間や教員と一緒にチャレンジしてみませんか。

【学校へのお問合せ】

金沢キャンパス
〒921-8601 石川県金沢市久安2-270
TEL 076-248-1080 FAX 076-248-5548
白山麓キャンパス
〒920-2331 石川県白山市瀬戸辰3-1
国際高専入試センター
Mail:admissions@ict-kanazawa.ac.jp

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