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中学受験・高校受験、どちらを選ぶ? ~小中高生と保護者の中学・高校受験に関する調査~ [後編]

株式会社栄光(本社:東京都千代田区)が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、2021113()127()に小中高生と保護者の中学受験・高校受験に関する調査を実施。その調査結果を公開している。 今回の調査対象は小学3年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)。インターネットで調査を行い、726人の有効回答が得られた。本記事内の「中学受験」は国立・私立中学受験のほか、公立中高一貫校受験を含みます。「高校受験」は、国立・公立・私立高校のほか、国公立高等専門学校入試を含みます。

子どもの受験について、多くの保護者が「自身の時よりも子どもの方が大変」と実感

保護者も子どもも「中学受験をする・した家庭」と、保護者子どもも「高校受験のみをする・した」家庭に、6つの項目について、保護者自身の受験と子どもの受験を比べて、どのような印象を聞いた。 これによると、保護者も子どもも「中学受験をする・した家庭」と、保護者も子どもも「高校受験のみをする・した」家庭のどちらも、すべての項目で「当てはまる」と回答した割合が高く、子どもの受験の方が大変だという印象を持っている保護者が多いと考えられる。特に、「子どもの方が、受験に対する保護者のサポートが必要だ」と回答した保護者は、約9割と最も高かった。 「子どもの方が1週間あたりの通塾回数が多い」「子どもの方が1日あたりの塾の授業時間が長い」の2項目について、保護者も子どもも「中学受験をする・した家庭」では、他項目よりも「当てはまる」と回答した保護者が少なかった。保護者が中学受験をした時代は、現在と比べて、そもそも私立中学校の数が少なく試験回数も限られていた上に、小学生の数も多かったことから、希望する学校に入学するために、より負荷をかける塾や課題を多めに与える塾も一定数存在。バブル景気等にも支えられ、そういった学習塾を選択する過程が、現在よりも多かったためと考えられる。

子どもが高校受験のみをする・した家庭の保護者が考える高校受験のメリット 最多は「子どもに合った学校を子ども自身の力で選べる」

中学受験・高校受験のメリットについて、「子どもが中学受験をする・した家庭」「子どもが高校受験のみをする・した家庭」に聞いている。 これによると、子どもが中学受験をする・した家庭は、「子どもに合った学校や教育を早期に選べる」「学力の向上につながる」「大学受験への準備ができる」を中学受験のメリットと感じているようだ。また、高校受験のメリットは、「中学受験と比べて、保護者のサポートの負担が軽い」「中学受験と比べて、経済的な負担が軽い」ことを挙げる保護者が多かった。 子どもが高校受験のみをする・した家庭は、中学受験のメリットとして「附属の大学へ内部進学ができる」ことを挙げる保護者が多かった。また、「子どもに合った学校を子ども自身の力で選べる」「子どもの適性を見極めてから受験を迎えられる」という点を高校受験のメリットとして感じていることが明らかになっている。

勉強や受験に関して、保護者たちが「今の子どもたちがうらやましい」「大変そうだな」と感じることとは?

ここからは、勉強や受験に関して、今の子どもたちがうらやましい、大変そうだなと感じることをコメントで紹介する。

<うらやましいこと>

  • タブレット学習や動画などで、簡単に見られない実験や景色写真を手軽に観れること。(小4保護者)
  • 受験に関する情報が手に入りやすく、学校や塾選び、勉強方法など子どもに適した内容を取捨しやすい。(小5保護者)
  • 公立中高一貫校があり、公立でもより深い学びを得られる機会があることがうらやましい。(小6保護者)
  • オンライン授業など、家にいながら学べる環境があるのはとてもいいなと感じます。(小6保護者)
  • 英語を早くから当たり前に学べる環境にあることはうらやましい。(中1保護者)

<大変そうだなと感じること>

  • 英語やプログラミングなど、学習量が増えていることは大変だと思う。(小4保護者)
  • 自分たちの頃は詰込み型の教育だったが、今の子どもたちは知識を詰め込むことはもちろんのこと、さらに知識を活用することまで求められていて、より高度なことを求められているように感じる。(小4保護者)
  • 英語の勉強が小学生から必須になり、教科が増えるのは大変だと思います。(小5保護者)
  • 勉強量(塾の宿題など)が圧倒的に多くて、精神的にも体力的にも大変だと感じる。(小5保護者)
  • 思考力や自己表現する力が重視されてきているので、昔に比べて大変になったと思う。(小6保護者)
(取材・文/松井さおり)