Press "Enter" to skip to content

中学受験・高校受験、どちらを選ぶ? ~小中高生と保護者の中学・高校受験に関する調査~(前編)

株式会社栄光』(本社:東京都千代田区)が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、2021年1月13日(水)~1月27日(水)に小中高生と保護者の中学受験・高校受験に関する調査を実施。その調査結果を公開している。

今回の調査対象は小学3年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)。インターネットで調査を行い、726人の有効回答が得られた。※本記事内の「中学受験」は国立・私立中学受験のほか、公立中高一貫校受験を含みます。「高校受験」は、国立・公立・私立高校のほか、国公立高等専門学校入試を含みます。

保護者が中学受験を経験した家庭の子ども 84.0%が中学受験した・する

保護者自身に中学受験・高校受験の有無について聞いたところ、最も多い回答は「中学は受験せず、高校を受験した」で全体の74.2%だった。次いで「中学を受験して、高校は内部進学をした」(15.3%)、「中学も高校も、どちらも受験した」(7.0%)と続く。

子どもが経験した、もしくは現在検討している受験の最多は「私国立中学校をメインに受験する・した」で47.7%。「公立中高一貫校をメインに受検する・した」家庭は23.1%で、「中学受験はせず、高校受験をする・した」家庭は27.4%だった。私国立中学校や公立中高一貫校をメインに受験(検)した中高生のうち、「高校受験をする・した」のは25.4%だった。公立中高一貫校は1校しか受検できないのが一般的で、倍率も高いため、中学受験に続き、受験をするケースも少なくない。

中学受験をした(「中学を受験して、高校は内部進学した」「中学も高校もどちらも受験した」と回答した)保護者と、高校受験のみをした(中学は受験せず、高校を受験した」と回答した)保護者の比較も行っている。これによると保護者が中学受験を経験した家庭では、私国立中学受験と公立中高一貫校受検、あわせて84.0%が中学受験した、もしくは検討しており、保護者が高校受験のみをした家庭よりも16.5ポイント高かった。

保護者も子どもも中学受験 最多理由は「子どもの適性に合った教育が受けられる」

保護者に、自身が経験した受検と、子どもが経験した(もしくは検討している)受験が同じか異なるかを聞いた。

最も多かったのは、自身と子どもは「異なる受験」を経験したと回答した保護者で、全体の63.8%だった。次いで、保護者も子どもも「高校のみを受験する・した」家庭(21.9%)、保護者も子どもも「中学を受験する・した」家庭(13.4%)と続く。

保護者も子どもも「中学受験をする・した家庭」と、保護者も子どもも「高校受験のみをする・した」家庭に、同じ受験を選んだ理由も聞いている。

これによると、保護者も子どもも中学受験を選んだ家庭では、「子どもの適性に合った教育が受けられると考えた」が67.3%と最も多かった。次いで、「保護者自身や配偶者がその進路を選んでよかったと感じている」(52.5%)と続く。一方、保護者も子どもも高校受験のみを選んだ家庭では「子どもがその受験を希望した」が最も多く56.8%、「子どもの適性に合った受験を選んだ」(43.2%)がそれに続く。

中学受験を経験した保護者は、自身の経験をふまえ、子どもに合った教育を受けられることを重視して子どもの進路も中学受験を選択しているようだ。これに対し、保護者も子どもも高校受験のみを選択した家庭は、子どもの希望と、子どもに合った受験スタイルを重視して進路を選択していることが分かっている。

保護者と子どもが異なる受験形式を選んだ最多理由 中学受験は「保護者の勧め」

では、保護者と子どもが「異なる受験」を選択した家庭はどうか。「子どもが中学受験をする・した家庭」と「子どもが高校受験のみをする・した」家庭に、異なる受験を選んだ理由を聞いてみた。

子どもが中学受験をする・した家庭の最多理由は、「子どもの適性に合った教育が受けられると考えた」(53.6%)。次いで、「保護者が子どもに、保護者とは異なる受験を勧めた」(40.5%)。子どもが高校受験のみをする・した家庭では、「子どもの適性に合った受験を選んだ」が47.4%と最も多く、「子どもが保護者とは異なる受験を希望した」が39.5%だった。

子どもが中学受験をする・した家庭では「子どもに合った教育」を、子どもが高校受験のみをする・した家庭では、「子どもに合った受験スタイル」を重視する傾向は、保護者・子どもが同じ受験理由を選択した家庭と同様だったが、中学受験では「保護者の勧め」、高校受験では「子どもの希望」も進路選択に影響していることが明らかになった。

後編では、保護者自身が抱く子どもの受験についての印象や、保護者が感じている中学受験・高校受験のメリットについて紹介する。

(取材・文/松井さおり)