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就活調査|インターンシップ時の実感は非常に重要(後編)

 昨日は、株式会社マイナビ(東京都千代田区)が行った「2021年卒入社半年後調査」をご紹介。学生時代に現在の勤務先のインターンシップに参加していた人は、インターンシップ時に「自分に合っていると感じた」人ほど、現在の勤務先への満足度が高く、「働き続けたい」と思う年数も長い、という結果であった。

 本日は、「新入社員としての生活を漢字一文字で表すと」といったユニークな質問と、在宅勤務の有無に関する質問の結果を見てみよう。

【調査概要】
「マイナビ 2021年卒入社半年後調査~コロナ禍の就活生の『その後』は?/with コロナ2年目の新入社員の実態~」
調査期間 2021年10月25日(月)~11月1日(月)
調査方法 インターネット調査
調査対象 2021年卒業予定として就職活動を行い、その状況をモニター調査で回答した方を対象とした追跡調査
有効回答数 918名(文系男子:160名、理系男子:235名、文系女子:261名、理系女子:262名)


「新入社員としての生活」を漢字一文字で表すと1位は「楽」

 入社して半年の社会人に、「新入社員としての生活」を漢字一文字で表してもらったところ、1位は「楽」だった。選んだ理由を見ると「楽(らく)」より「楽しい(たのしい)」のほうが多く、withコロナの状況でも新入社員生活を楽しんでいる人が多いようだ。

あなたの「新入社員生活」(勤務先に入社してから今まで)を
漢字一文字で表すと(上位抜粋)

21卒順位 漢字 就活時順位 理由
1
2
  • 日々辛いこともありながらも楽しい日々を過ごしているから。(陸運・海運・物流)
  • 初めてやることや知ることばかりで楽しい。また、これまでの大学院生活と比較して、心に余裕ができたことで楽で、何事も進んで行えるため。(官公庁・公社・団体)
2
  • 忙しすぎて1週間があっという間に過ぎる(銀行・証券)
  • 初めての仕事、初めての場所、初めて会う人覚えることなどが多く毎日が忙しいから。(電力・ガス・エネルギー)
3
  • 大学までは、課題条件にし沿って設計を行っていたが、対人となったためコミュニケーションの身につけ方、デザインの磨き方、新製品の提案、費用計算など、勉強して覚えて、お客さんに伝えることをしなければいけないので、毎日勉強しています。(建設・設備工事)
  • 仕事内容や対人関係、プライベートとの両立など、日々学ぶことばかりだから。「社会人1年目」の間に吸収できることは全て取り込んでおきたい。(専門店)
1
  • 社会人生活が向いてないと度々感じるから。(ソフトウエア・ネット関連)
  • 稼ぐことは大変だと改めて感じたため。楽しいことよりも苦しいことの方が多い。(機械・プラント)
5
  • 学生から社会人になったという立場に大きな変化があって、その上で今後のキャリアや人生について真剣に考え始めているという、思考にも変化があったため。(ソフトウエア・ネット関連)
  • 自分の生活が変わっただけでなく、勉強への取り組み、自分自身への理解など様々なことが変わったため。(通信)


在宅勤務日があった新入社員は前年比12ポイント減の59%

 入社して半年の間に在宅勤務の日があったか聞いたところ、在宅勤務があった割合は59%で前年より12ポイント減少した。入社初日から在宅勤務だった割合は16.4%(前年比15.1ポイント減)で、前年から半減した。在宅勤務だった日数の平均は29.3日で前年より9.3ポイント減った。調査期間がオミクロン株による第6波に突入する前ということもあり、昨年よりも在宅勤務が減っていたのだろう。


インターンシップに参加した企業に対し、どう感じたかは非常に重要

 調査担当者であるマイナビキャリアリサーチラボ研究員・石田力(いしだ・ちから)氏は調査結果を総括して次のように語る。

「就職活動が『より良い社会人生活をスタートするための活動』だとすれば、『良い就職活動だったか』を評価するためには『スタートしたあと』を調べる必要があると思います。そこで就職活動を終えて2021年4月に社会人になったあと、半年経過した方を対象に実施したのがこの調査です。今回明らかになったのは『インターンシップに参加してどのように感じていたかが重要』だということです。これからインターンシップに参加する学生の方の参考になればと願っております」

(取材・文/大友康子)