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高校生の半数が将来の夢を否定された経験あり

高校生と30代各1000人に職業に関する調査

ファッション、ヘアメイク、ゲーム、パティシエ、インフルエンサーなどエンターテインメント領域で人材育成を行うスクール事業を展開する株式会社バンタン(東京都渋谷区)は、将来やりたいことやなりたい進路がある高校生1000人と、社会で活躍中の30代1000人を対象に、将来の進路や職業についての意識調査を行った。

本日は高校生の調査結果の中から、「就きたい職業」に対する周囲の否定の有無や否定に対する高校生の反応をピックアップして見ていこう。

■高校生への職業に関する調査

調査対象 日本全国の高校2・3年生の男女1000名
調査時期 2021年5月21日~5月25日
調査方法 インターネットリサーチ(無作為)

高校生の9割「好きや得意を仕事にしたい」

調査の結果、好きなことや得意なことを仕事にしたい高校生は「とても思う」が57.9%、「まあまあ思う」が32.5%と、全体で9割以上がそう思っていると回答した。

約半数が就きたい職業について否定された経験あり

就きたい職業について、親や学校の先生、友人などから否定的なことを言われた経験がある高校生は47%と、約2人に1人が該当していることがわかった。

否定的な言葉の第1位「安定した仕事に就いてほしい」

親などから否定的なことを言われた経験のある高校生によると、「安定した職業に就いてほしい(41.9%)」、「(就きたい職業に)就けないのではないか(29.4%)」、「大学に行ってほしい(22.4%)」といった将来を心配しての言葉を言われたという。

言われたタイミングは「将来の夢(就きたい職業)を打ち明けたとき(42.6%)」がもっとも多く、「進路面談のとき(32.7%)」、「成績やテストが返ってきたとき(25.5%)」といった回答も見られた。

否定されても7割は「将来の目標は変えない」

親などから否定的なことを言われたことで将来の目標を変えたかどうかについては、約7割が「変えていない」と回答。就きたい職業と異なる進路に進んだ高校生は1割以下に留まった。

否定的なことを言われたことで就きたい職業を変えた高校生は、変更したことを後悔するかどうかについて、「後悔すると思う(15.2%)」、「たぶん後悔すると思う(27.8%)」と回答した。

明日は、社会で活躍中の30代への職業に関する意識調査の結果を見てみよう。

(取材・文/大友康子)