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ネイティブ先生が答える帰国子女教育②|中学生から始める海外大学への進学準備(後編)

日本への帰国を前提とした海外での暮らしの中で、帰国後の子どもの教育に疑問や悩みを持っている保護者も少なくないようです。そこで、海外に住む保護者からの様々な質問に、帰国子女対象の英語塾「帰国子女アカデミー」の英語ネイティブの先生が答えてくれました。

Q. アメリカ在住、中学生の子を持つ親です。日本ではなく海外の大学進学に興味を持っているようなのですが、親子共に、今から何をしておけばよいですか?

A. 成功への鍵は、「準備」「情報」「よく話し合うこと」でしょう。

親ができること①
意義を理解しておくこと

それでは、親として、家族として今できることは何でしょうか。1つは、海外大学に行くことの意義をしっかり理解しておくことです。いざお子さんが海外大学を選ぶときになると、大学の世界ランキングやブランド価値に比重を置いてアドバイスをする親御さんがいます。

このことは必ずしも間違ってはいません。ですが、海外では、その大学名やコースが世界では知られていなくてもその国の中で高い評価を得ていることがままあります。特にアメリカのリベラルアーツの大学に多く、そういった大学も選択肢に入れて考えると良いでしょう。

そのためにも、お子さんだけでなく親も説明会に参加し、お子さんが描く将来に近づくためにはどの大学が最適なのかをしっかりと見極めることが大切です。

親ができること②
お金を準備しておくこと

もう1つは金銭面です。海外大学進学にはとてもお金がかかります(アメリカの大学では1年間につき授業料や寮費など諸経費合わせて350~600万円ほどかかるという試算もあります)。そのため出来るだけ早い時期から貯金を開始し、現実的に海外大学にはいくらかかるのかを把握し、兄弟姉妹がいるのであれば、その学費も考慮して、できるだけ早い時期から学資を蓄え始める必要があります。

早い段階から計画をしておくことで、もし金銭的に厳しいと判明した場合でも、海外留学プログラムや、ダブルディグリー制度のある日本の大学へのシフトチェンジがしやすくなるでしょう。

親ができること③
卒業後をシミュレーションしておくこと

最後に、重要なことになりますが、海外の大学に進学した子どもは、その多くが卒業後もその国に留まります。その大きな決断を家族が心から応援できるのか、よく話し合ってください。そして、お子さん本人にも海外大学進学の意義、そしてタイミングや期間をじっくりと考えさせることが必要です。

親子で早い時期から話し合いを重ね、各々が情報を集め、準備を重ね、一緒にゴールを目指していく。このことが、海外大学進学を果たす成功の鍵となります。

お話を伺った方

帰国子女アカデミー
ジョージョー モランダグラス氏
帰国子女アカデミー副校長
 

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