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海外からの帰国体験記|イギリスからの帰国 田園調布学園中等部3年M・Uさん(15歳)

M・Uさん(15歳)田園調布学園中等部3年

「将来の目標は通訳や外交官など 英語を活用できる職業に就きたい」

M・Uさん(15歳)田園調布学園中等部3年

渡航歴

時期 場所 学校
9歳(Y4/9月)~14歳(Y10/1月) イギリス(ロンドン) 現地校
14歳(中2/1月) 日本 私立中

帰国後は人見知りせず人にどんどん話しかけた

小学3年生の夏に渡英したM・Uさん。英語未経験でありながら、いきなり現地校に通ったといいます。

「『幼いうちに英語に慣れさせたい』と親が考えてくれて。初めの頃は母が基礎を教えてくれて、本当に助かりました」

必死で勉強した成果が実り、渡英から3年後、学校生活が充実しだした。

「英語が上達して、授業の選択科目も躊躇なく選べるほどになっていたし、友だち関係も深められて楽しくなりました。でも、ちょうどその頃に帰国の話が持ち上がって…。日本の学校にも興味が湧き始めていた一方、ロンドンからも離れがたくて、嬉しさと寂しさが半々という感じでした」

帰国後は、公立中学への編入も考えたが、最終的には『田園調布学園中等部』に進むことに。

「公立中学の2年に編入し、その後、高校受験をしようかとも思いましたが、日本に帰ってずっと受験ばかりというのもどうかと思って……。今の学校に決めたのは、子どもの頃に併設の幼稚園に通っていたので親しみがあったこと。それと、学校全体が温かい雰囲気だったからです。いざ編入して大変なことはそれほどありませんが…、最初はお弁当を食べる人がいなくてどうしようかなと思いました。でも、人見知りをするほうではないので、どんどん人に話しかけて色んな人と食べました。みんなすごく優しくて感動しました(笑)」

現地校の、エッセイを書く勉強法で考える力がついた

勉強面では、国語に苦労しているそうです。

「読解力が弱いので、頑張って勉強中です。ただ、ロンドンではエッセイを書く勉強法が中心だったので、考えて、それを文章にすることの習慣は身についていると思います」

心がけているのは、英語力を低下させないこと。

「日本の学校で英語の授業を受けると、英語の構造が分かって、頭のなかが整理されます。それから、放課後に英会話の授業を受けたり、ネイティブの先生を廊下で見かけたら積極的に喋りかけたりしています」

物事に動じず、ハキハキとした性格のM・Uさん。将来の目標は、英語力を活かす職業に就くことだとか。その候補はなんと8つ。これから色んな経験を積む中で、じっくりと絞っていく予定だそうでうす。

「たとえば総理大臣の通訳(笑)。そのほか、アナリスト、弁護士、弁理士、建築家、外交官、スポーツトレーナー、スポーツ管理栄養士など、なりたい職業はいっぱいあります。将来の道を決めるためにも、まずは色々なことに挑戦していきたいです!」

帰国後の学校への入学方法

受験方法 帰国生入試
選考方法 国語、算数、英語
受験勉強開始期間 Y9(中1)秋頃

想い出

ロンドン五輪で、女子サッカーの”なでしこジャパン”の試合を観に行ったときの写真。

ロンドン五輪で、女子サッカーの”なでしこジャパン”の試合を観に行ったときの写真。

「このあと決勝も観て、さらに、男子テニスの決勝も抽選に当たって観に行けたんです!」

親への感謝

親の職業:弁理士

帰国前 帰国後
普通に生活できる環境を作ってくれたことに感謝しています。
それから水泳をずっと習っていて選手コースだったので、練習がきつくて行きたくない日もあったのですが、そういう時に私が八つ当たりしても、母はいつも受け止めてくれました。
テスト勉強を手伝ってくれてます。たとえば、社会に出でくる「産業革命」を説明してくれたり。あとは父はいつも仕事を頑張っていて、母は週2回働きながらもお弁当を作ってくれて、ありがたいです。