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コンタクトデビューは年々低年齢化、小中学生でのデビューが半数

昨日は文部科学省の「令和4(2022)年度学校保健統計調査の結果」をチェックした。むし歯(う歯)のある者の割合は全学校種で過去最低値を記録した一方、視力の悪い割合は小中高校で過去最多を更新していることが分かった。本日は視力の問題に関連し、「子どものコンタクト使用」についての調査を取り上げることにしよう。

調査はHOYA株式会社(東京都中野区)が事業展開するコンタクトレンズ専門店「アイシティ」が実施。小中学生を中心としたコンタクト利用状況の実態を調査した。

【「子どものコンタクト使用」調査実施概要】

調査対象 コンタクトを利用している全国の男女(小学生~49歳)
※小学生・中学生については、親による代理回答
調査形式 インターネット
回答者人数 1000人
調査期間 2023年11月14日~17日

10代の利用者のうち小中学生でデビューが半数

コンタクトの利用開始年齢について尋ねたところ、現在10代(15~19歳)の利用者において、小中学生でのコンタクトデビューが約5割という結果になった。

また、コンタクトの利用開始年齢を「小学生~19歳まで」と回答した人のみを抽出し、年代ごとに構成割合を比較。結果、若い年代ほど小中学生の時に利用開始した者が多く、コンタクトデビューの「低年齢化」の傾向が見られた。

さらに現在10代(15~19歳)の者は、40代と比べたところ、小学生でのコンタクトデビューが約1.8倍という結果となり、小学生デビューも増加傾向と言える。

コンタクトデビュー後の小中学生約4割が、ポジティブな心境変化を実感

コンタクトを利用する小中学生とその親に、コンタクトを利用して良かった点を調査。コンタクト利用の小中学生約4割が、コンタクトの利用によって、「より明るくなった・活発になった・社交的になった」という内面的な心境変化があったと回答。

また「部活やクラブ活動にやる気や意欲が増した」という項目においては、親以上に子ども本人による回答率が高く、親が感じる以上に子ども自身が、やる気や意欲の向上を、より実感していることが分かった。コンタクトの利用によって視界が広がり、思いきって体を動かせるようになることが、子どもたち自身のモチベーション向上に繋がっていると推察される。

コンタクトデビュー後は、費用と日々の手入れやケアが懸念点

一方、コンタクトを利用して悪かった点も調査。小中学生とその親の双方ともに、費用面に加え、日々のケアにおける手間や面倒さに関するスコアが高い結果となった。コンタクトの装用に年齢制限はないが、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」にあたる。

アイシティは「コンタクトデビューの『低年齢化』傾向が進む中、コンタクトを利用する子どもにおいて、定期的な眼科受診とコンタクトの正しい使い方や選び方に関する理解がますます重要になると考える」としている。

(取材・文/大友康子)