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国境なき医師団「世界といのちの教室」オンライン開催中<後編>

現地で活動しているスタッフについて、児童から多くの質問が

小学校5・6年生を対象に、国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres。以下、MSF)が実施している教育プログラム「世界といのちの教室」。本来はMSFのスタッフとボランティアによるチームが小学校に出向いて出張教室を行っていたが、今年度はコロナ禍のためオンラインで開催、そのため海外も含めてどこに住んでいても対象学年の児童であれば参加が可能になった(詳細は<前編>参照)。

2021年3月まで全5回の開催で、4月以降の日程は順次公式サイトに掲載される。10月開催の第1回は終了しているが、「参加した子どもたちからは、国境なき医師団の活動への参加方法や現地でスタッフがどのような気持ちで活動しているかなど、たくさんの質問が出ました。非常に熱心に話を聞いていた印象です」と、特定非営利活動法人 国境なき医師団日本 広報担当の都築彩(つづき・あや)氏は手ごたえを感じている。(※1枚目の写真は、第1回開催時、村上医師による授業の様子のスクリーンショット)

第1回の授業の様子(スクリーンショット)

「自分だったらどうするだろう」「見ないことにしたくない」などの声も

終了後のアンケートでは、参加した児童から次のような声が寄せられている。

  • ワークショップで、いのちを救うことが難しく、さらに実際に活動に参加した講師の話を聞いて、自分だったらどうするだろうと考えさせられた。
  • 国境なき医師団がどんな活動をしているかよくわかった。どういう活動をしてどんな思いで現場に行っているのかが伝わってきた。戦争などの争い事でたくさんの人が心や体に傷を負っていて、世の中には皆が知らない大変な事が起こっているので、改めて自分たちの考えで行って、少しでも役に立てる様にしたいと思った。
  • 考える内容はつらかったけど大切なことだから、見ないことにしたくない。知ることは辛くても現実な人がいるのが事実だから知らなくちゃいけないし考えるべきだ。学校では学びきれないからこそ自分から動いて行きたい。
  • 実際に、現地で働いた先生のお話を聞けて嬉しかったです。 人を助けるには、とても大変な事もあると分かりました。私も、人を助けられるような人になりたいです。

「国境なき医師団がどのような思いで活動しているかを知ってもらい、世界で起きる命の危機を遠い世界の出来事ではなく、自分が行動して変えられることとしてとらえてもらいたいと思っています。小学校5・6年生という多感な時期に世界に向けて視野を広げ、命に違いがないということを感じてほしいと思います」と都築氏は語る。

これから申し込み可能な実施日時

※詳しくは<前編>に記載

第3回/2021年1月24日(日)午前10:00‐12:00
<募集期間:2020年12月14日(月)~12月27日(日)>

第4回/2021年2月21日(日)午前10:00‐12:00
<募集期間:2021年1月25日(月)~2月7日(日)>

第5回/2021年3月14日(日)午前10:00‐12:00
<募集期間:2021年2月15日(月)~2月28日(日)>

 

写真提供:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
(取材・文/中山恵子)

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