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テンプル大学が京都に日本校新キャンパスを開設(後編)

(前編から続く)
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/以下、TUJ)は、2025年1月の開校予定で、京都市内に新キャンパスを開設すると発表した。キャンパスは、学校法人聖母女学院(京都府京都市)の藤森キャンパス内に設置する。※トップ画像は、テンプル大学ジャパンキャンパス 京都の校舎(聖母女学院の藤森キャンパス内にあるマリアンホール)

TUJの学生が1年間米国本校で学べるプログラムも

2月9日に行われた記者発表会に登壇したTUJのマシュー・ウィルソン学長は、学費に関する質問に対し、「アメリカの大学で学ぶ場合、学費はとても高くなります。テンプル大学はアメリカの州立大学なので、私立大学に比べると学費は抑えられていますが、ペンシルベニア州民の学生であれば学費は年間で約2万ドル、州民以外の学生はその2倍程です。一方、TUJで学ぶ場合、年間の学費は約180万円ですから、ドルに換算するとペンシルベニア州民が本校へ通う学費よりも安くなります」と説明。さらに「TUJの学生が米国本校で1年間学べるプログラムを用意しています。その場合はTUJキャンパスの授業料が最長で1年間適用されます」と付け加えた。なお、この制度(Fly to Philly Program:フライ・トゥ・フィリー・プログラム)を利用して最長1年間のプログラムを修了した後も米国本校での履修継続を希望する場合、2年目以降は本校の学費に切り替わる。

国内外にキャンパスがある恵まれた環境

新キャンパスの設立により、テンプル大生は、フィラデルフィア、ローマ、東京に加えて、京都で学ぶという選択肢が増えることになる。ウィルソン学長は、「京都という歴史ある街に拠点を設けることで、学生たちは教室の内外で新しい発想と歴史的伝統を同時に学ぶことができるでしょう。国内外に学びの場がある環境は、学生にとって貴重だと思います。日本人学生も外国人学生も、長期の留学生も短期の留学生も、大歓迎です」とアピールした。