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就きたい職業がある中高生の約8割が”夢のために努力”

『株式会社栄光』(本社:東京都千代田区)が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、小中校生の家庭の職業観に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

同調査は小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に行ったもので、2018年、2019年に続いて3回目の実施となる。インターネットで調査を行い、今回は、939名から有効回答が得られた(小学生保護者:469名(49.9%)、中高生保護者:470名(50.1%))。※調査期間:2020年9月9日(水)~9月23日(水)

小学生保護者の62.6%、中高生保護者の48.6%が「子どもには将来就きたい職業が『ある』」と回答

これによると、小学生保護者の62.6%、中高生保護者の48.6%が「子どもには将来就きたい職業が『ある』」と回答。小学生と中高生を比べると、小学生の方が将来就きたい職業がある割合が高い結果となった。中高生は、より現実的に職業を考える機会が増え、興味がある分野、得意なことを活かせる職業などを見極めている段階にあると考えられる。

さらに、「子どもに将来就きたい職業が『ある』」と回答した保護者に、「就きたい職業のために、子どもが取り組んでいる、努力していることがあるか」を聞いたところ、小学生保護者の70.5%、中高生保護者の77.2%が『ある』と回答し、中高生の約8割が将来のために努力しているということが明らかとなった。将来就きたい職業を持つことで明確な目標ができ、子どもが努力するモチベーションにつながると考えられる。

「子どもと将来の職業について話したことが『ある』」保護者は9割以上

また、「子どもと将来の職業について話したことがあるか」という問いには、小学生保護者の94.5%、中高生保護者の97.0%が「話したことがある」と回答している。

「将来の職業について話した機会」については、小学生保護者では「日常会話の中で、職業についての話題があがった時」が79.8%と最も多い結果に。中高生保護者で最も多かったのは「受験など、子どもの進学・進路を考える時」で75.8%だった。中高生では、進路選択の際や学校でキャリア教育を受けた時など、職業について保護者と話すきっかけが多いことが明らかとなっている。

次回の記事では、子どもの職業観・勤労観を育むために家庭で取り組んでいることなどを紹介する。

(取材・文/松井さおり)