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理系女子を応援する奨学金の受給後とは?(前編)

公益財団法人山田進太郎D&I財団は、高校生女子が文理選択時に理系を選択することを支援する「STEM(理系)女子奨学助成金」の3期目の募集を2023年7月6日から開始した。

この奨学金は、奨学金受給後のサポート体制も充実しているようだ。さっそく見てみよう。

奨学金受給後のフォローも充実

当財団では、女性のSTEM(理系)分野での進学や活躍を応援するとともに、多様な人材が集まり、共に学び合い、すべての人が好きなことを目指せる社会を築くことを目指しているという。

現在、財団の奨学金制度には約700人の奨学生が採択されており、毎年オンラインで「奨学生の集い」を開催している。

また、STEM分野の進学や活躍に関連するイベントや情報提供を通じて、奨学生の夢と「好きなこと」を応援しているそうだ。

そんななか、当財団のアンバサダー1期生として活躍したお二人がコメントを寄せてくれた。

マレーシアの大学で
コンピューターサイエンスを勉強中
関谷ティナさん(24歳)

――どのようなきっかけでアンバサダーに就任されましたか?

以前から人種差別やジェンダーについての問題に関心がありました。

きっかけは、生まれがいわゆる田舎で、昔ながらの考えを持っている人が周囲に多く、「女子だから勉強はほどほどで結婚してくれ」とよく言われたりもして、違和感を抱いていたことです。

また、高校の時にニュージーランドへ留学しており、その時に経験したことも関係していると思います。

今の大学に来て、Computer Science学部で本当に女子が少ないのも踏まえて、タイミングよく知り合いから当アンバサダー募集のことを教えてもらい、応募しました。

――アンバサダーとしてどのような活動をされましたか?

インスタグラムの投稿画像の作成やイベントの広告画像の作成、集客結果の分析などもしました。

ほかのインターンで身につけたスキルを生かしつつ、新しく多くのことを学べる良い機会でもありました。

座談会では、実際に奨学生とオンラインで交流でき、現にSTEMに興味のある高校生が抱えている悩みなどを直接聞けたことがとても新鮮でした。

私自身の経験や知識が他の人たちの参考になったのかな? と思うと、意義深い経験だったなと感じます。

――学生や保護者の方へのメッセージ

現在、マレーシアの大学でコンピューターサイエンス学部サイバーセキュリティ学科を専攻しています。

コンピューターシステムやネットワークの基礎だけでなく、それを様々な脅威から守るための技術などを学んでいます。

高校生の皆さんには、性別を問わず、自身の興味のある領域に自信をもって挑戦して欲しいと思っています。

日本だけでなく、STEM領域では、女性に対する先入観が未だに堅固に存在し、個性を尊重することが難しい社会だと感じています。

しかし、人生後悔するなら自分が追求したい道や興味がある分野を選択したほうがいいと信じています。

勇気を持ってやりたいこと・やってみたいことを選んで行けるような空気感のある世の中になると良いと願っています。

「STEM(理系)女子奨学助成金」の詳細については、こちら

明日もアンバサダーのコメントを中心に、続きを紹介したい。

(取材・文/小野眞由子)