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小さな行動が大きな支援に!「おにぎりアクション2020」開催中(後編)

給食の支援をきっかけに出席率や進学率が向上

日本のソウルフードである“おにぎり”の写真に「#OnigiriAction」をつけてSNSや特設サイトに投稿するだけで、アフリカ・アジアの開発途上国に暮らす子どもたちに給食が届く取り組み「おにぎりアクション2020」が10月31日まで開催中だ(前編より続く)。

仕掛け人の特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)は、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ケニアと東南アジアのフィリピンで学校給食プログラムと菜園・農業生産性向上プログラムの支援などの活動を行っている。同団体の池田いづみ(いけだ・いづみ)氏は、支援している地域の現状や人々の反応をこう話す。

「TFTが給食を届けている地域では、学校給食が1日の唯一の食事という子どもも少なくないので、子どもたちも保護者の方々も学校で給食を食べられることをとても喜んでいます。また、給食をきっかけに、出席率や進学率が向上するなど、子どもたちの未来へとつながっています」。

世界75億人のうち20億人が飽食、10億人が飢餓や栄養失調という現実

世界の食の問題

誰でも写真を投稿するだけで気軽に社会貢献できるのが「おにぎりアクション」の魅力だが、もし家族で参加するのであれば、ぜひ子どもたちに世界の食の問題を伝えてほしいとも話す。

「世界の75億人のうち10億人が飢餓や栄養失調で苦しむ一方、20億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病を抱えています。そういった世界の食の不均衡の問題についても知ってもらいたいです。また、おにぎりの写真を投稿するという一人一人のちょっとした行動が積み重なることで大きな力になるんだ、ということを感じてもらえたら嬉しいです」(池田氏)。

我が家の自慢のおにぎり、ちょっと変わった具のおにぎり、買ってきた美味しいおにぎり、家族や友だちと食べたおにぎりなど、おにぎりに関する写真なら何でもOK、参加費も無料なので、気軽に投稿してみてはいかがだろうか。

おにぎりアクション

おにぎりアクション特設サイト:https://onigiri-action.com/

TFT公式Twitter:https://twitter.com/tftjp

TFT公式Instagram:https://www.instagram.com/tablefor2_official

TFT公式Facebook:https://www.facebook.com/tft.jp/

写真提供/特定非営利活動法人 TABLE FOR TWO International
(取材・文/中山恵子)