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ニッポンのママ事情|忙しいママの『なりふり構っていられないよ!』編

育児に仕事に介護に、さらには更年期も重なると発狂寸前!?

常に追われるママたちの「なりふり構わず、こんなことをやっちゃいました」というエピソードをご紹介!

ゴミ袋をかぶせて保育園

東京都・Oさん

我が家には中3、小4、5歳、4歳の4人の子どもがいる。

中3の長女は反抗期真っ最中のため、朝から、「髪の毛を結びなさい」「結ばない」のやりとりをきっかけに殺伐とした雰囲気になる。

そんななか、小4の娘は今日が締め切りの提出物を今頃見せてきて「記入して!」。

その横で、5歳の息子が「かあちゃん、僕の靴下がない」と言い、4歳の娘は味噌汁をこぼして泣き出す。

こういうてんやわんやは日常茶飯事で、さらに、家を出て4歳と5歳を保育園に送るときに雨が降り出すことも。

いつもは、自転車の前と後ろに彼らを乗せてカッパを着せていくのだが、ある日はカッパが見当たらず……。時間もないので、ふたりにゴミ袋をかぶせて保育園に行った。

5歳の息子と台風のなか

茨城県・Bさん

5歳の息子と台風のなか帰宅すると、家の鍵を持っていないことが発覚。

近くに逃げ込める店もなく…意を決して、ふだんはまるで近所づき合いのない隣の家に上げてもらった。

夫は夜遅くじゃないと帰宅しないので、それまで隣家で過ごすことに。

 

滋賀県・Yさん

子どもが小さい頃は抱っこをいつせがまれるかわからないので、スニーカーを履くのがいいのはわかっているけれど、自分は背が低いのでいつもヒールを履いていたい。

しかし、あるとき自分ひとりで子どもを連れて北海道に行くことに。そうすると、荷物はリュックに詰めて動きやすい状態を作りたいし、足元はヒールを希望。

ちぐはぐな恰好だけど…迷った挙句、リュックも持ち、ヒールも履くことを選択。靴のお洒落ポリシーだけは今さら変えられなかった。

 

東京都・Bさん

2歳の娘は、おっぱいなしではまだ眠れない。

そのため授乳しながら寝かしつけをして、乳を出したまま一緒に寝てしまうこと多々。

それを、帰宅した夫に見られても、もはやどうも思わない。あれ、女として終わっているかも??

夜泣きがひどい1歳の息子

千葉県・Hさん

夜泣きがひどい1歳の息子。

さらに、昼間は抱っこひもで抱っこしないと寝ないため、日中は抱っこひもに息子を入れて朦朧とした状態で外を歩き続ける。

身支度をする気力なんてゼロなので、パジャマ代わりにしているジャージ姿、かつスッピンでうろうろ。

抱っこひもでようやく寝た、やった! と思い、カフェに駆け込んでお茶をするつもりが、椅子に座るとパチッとお目覚め。そして、そういうときに限って、近所のママ友に会ってしまう。

神奈川県・Aさん

私は今51歳で更年期真っ只中。

しかも、中2の息子の反抗期と80代の母の介護が重なり三十苦!それなのに夫は仕事を優先する日々。

あまりに腹が立つのである日、夫を呼び出そうと会社に電話したら、流れで夫の部下に愚痴を聞いてもらってしまった!

東京都・Sさん

12歳と11歳の息子たちを相手に、私は毎日疲労困ぱい。

ふたりが揃って家にいるときは壮絶で、年齢差が1歳だけのため、お互いに「自分のほうが勝ちたい」という気持ちが強く、すぐに喧嘩になる。

今まではその喧嘩をなだめようと努力していたが、こちらが疲れるのみ。そこで、ある日「私がこの場からいなくなればいいんだ」と気づいた。

それからは、ふたりが喧嘩を始めたらその場を去り、近くのコーヒーショップに逃げ込む。ただただ静かな時間が欲しいだけなので、椅子に座り、ぼーっと外を眺めているかスマホをスクロールして眺め続けるか。

そうやって2時間過ごしたこともある。周りからどう見られても、自分の精神状態を安定させるためなので…。

編集/本誌編集部:田中亜希、イラスト/すぎやまえみこ

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