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高専ロボコン・全国大会出場へ|国際高等専門学校

高専ロボコン・全国大会への出場を決める

10月23日(日)、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)」の東海北陸地区大会が三重県鈴鹿市のAGF鈴鹿体育館で開催されました。

国際高等専門学校(International College of Technology, Kanazawa 以下、国際高専)からは2チームが出場し、Aチームが技術賞と全国大会への出場権を獲得、Bチームが特別賞を受賞しました。

1988年にスタートした高専ロボコンは、若い人たちに既成概念にとらわれず、自らの頭で考え、自らの手でロボットを作ることの面白さを体験してもらい、発想することの大切さや物作りの素晴らしさを共有してもらうことを目的とする全国規模のイベントです。毎年、全国の高専生がその年の競技テーマに沿ってロボットを製作し、競技を通じてその成果を競います。

2022年の競技テーマは、『ミラクル☆フライ~空へ舞いあがれ!~』。自作した紙飛行機をロボットが飛ばし、五カ所の円形スポット、2カ所の縦長滑走路、2種類の筒型ベースの中にランディングさせ、のせた紙飛行機の数を競います。制限時間は2分半でした。

初めてのロボコン挑戦に、団結力と技術力を活かす

国際高専は金沢キャンパスの4年生3名のAチームと、白山麓キャンパスの2年生3名および1年生5名からなるBチームがそれぞれロボットを製作。両チームともロボコンに挑戦するのは初めてでしたが、全寮制の学生生活で鍛えあげた団結力と、授業の課題で身に着けた技術力を活かしロボットを完成させました。

紙飛行機を装填するAチーム
ロボットを整備中のBチーム

国際高専から出場した学生の皆さんは以下の通りです。

国際高専Aチーム-畠中義基さん、佐藤俊太朗さん、井上武虎さん(4年)
国際高専Bチーム-橋谷龍斗さん、大石意丸さん、セルゲレン・サンサルさん(2年)
白石春翔さん、山本明葵さん、佐野獅悠さん、水澤諒也さん、夏木亮凪さん(1年)

この地区大会では予選2ラウンドを競い、上位5チームが決勝トーナメントに進出しました。それぞれの結果は以下の通りです。

■予選
•国際高専B vs 石川高専B 0-1
•国際高専A vs 富山本郷B 1-1(判定勝ち)
•国際高専B vs 岐阜高専A 0-0(判定敗け)
•国際高専A vs 福井高専A 3-0

■準決勝
•国際高専A vs 鈴鹿高専A 3-10

大会後の授賞式では優勝したチームが表彰されたほか、アイデア賞、技術賞、デザイン賞、そして各企業による特別賞が贈呈されました。

国際高専のAチームは技術賞を、Bチームは株式会社牧野フライス製作所より特別賞を受賞。Aチームは全国大会に出場する3チームに選ばれました。

技術賞を受賞したAチーム


協賛企業などから寄せられた受賞チームへのコメントは以下の通りです。

◆技術賞 Aチーム「非常に精度の高いばねを用いたシンプルな射出機構と小型の飛行機を連射できるローラー部分等、ハイレベルにまとめあげビギナーとは信じがたい美しいパフォーマンスで高得点を重ねました」(三重県工業研究所 林一哉所長)


◆特別賞 Bチーム「1年生がチームリーダー、この経験をばねに来年もぜひ挑戦してもらいたい」(株式会社牧野フライス製作所 白石治幸取締役開発本部長)


◆全国大会出場 Aチーム「ビギナーとは信じがたい技術力、その成長力、シンプルかつ可能性を感じるデザイン力、あなたたちが3人でどこまで行けるのかに期待を込めて」(鈴鹿高専 竹茂校長)

憧れの舞台に立って初参加ながら大健闘。結果につなげる

試合後のインタビューで、Bチームリーダーの白石春翔さん(1年)は、「非常に悔しい結果でしたが、僕ら1年生でうまく調整し、良いフライができたのではないかと思います。初めての大会出場でとても緊張しましたが、僕にとってロボコンは夢だったので、今日は夢の舞台に立てて、とても嬉しいです。まだチャンスがあると思うので、これからしっかり勉強して、先輩の背中も追いながら頑張っていきたいと思います」と語りました。

国際高専Aチームのリーダー畠中 義基さん(4年)は、小学生の頃からロボコンに憧れていましたが、当初は参加メンバーが揃わず、出場を断念していたといいます。しかし、今年度はクラスメートの佐藤俊太朗さん、井上武虎さんが一緒にやると言ってくれたことで東海北陸大会への出場がかないました。

試合後のインタビューでは「チームのメンバー三人はロボコンに初めて挑戦しましたが、練習したこと、そしてやりたかったことは全部できましたし、ここまでの結果が出せたので満足です。会場から遠い石川県から仲間が応援に来てくれたのがうれしかった。全国大会に向けて、横向きの筒や奥の滑走路などにしっかりと紙飛行機を乗せることができるように調整したいと思っています」と意気込みを語ってくれました。

なお、全国大会は11月27日(日)に国技館で開催されます。

*競技後インタビューについては、ロボコン公式 YouTubeチャンネルの「【高専ロボコン】10/23(日)12時配信開始 東海北陸地区大会」からコメントをまとめました。


15歳から英語でAI、ロボティクス

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国際高等専門学校(ICT)は、未来社会「Society 5.0」の基盤となるAI、IoT、ロボティクス分野の実践力を英語で涵養する15歳からの高等教育機関です。併設校の金沢工業大学とは「KIT/ICTスクールシステム」と呼ぶ9年間の一貫教育(高専5年間+金沢工業大学3年次編入・大学院修了までの4年間)を構築し、大学受験を意識することなく、やりたいことに没頭できるのが強みです。

「白山麓キャンパスでの全寮制教育」(1年、2年)、「1年間のニュージーランド留学」(3年)、「金沢工業大学と共有した金沢キャンパスで大学の専門科目を履修。大学研究室(学部4年生・大学院生)と研究プロジェクトを推進」(4年、5年)という多彩な活動フィールドを通じて、新しい価値を創出できるグローバルイノベーターを目指します。

グローバル社会で英語とテクノロジーを駆使して人に役立つことをしたいという方は、国際高専で、仲間や教員と一緒にチャレンジしてみませんか。

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