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2023年卒就活調査 前編~10月1日現在の内定率は91.1%~

10月1日に正式内定解禁日を迎えた2023年卒の就職戦線。『株式会社ディスコ』が『キャリタス就活』学生モニターの就職活動状況について調査を行ったところ、内定率は3年ぶりに9割を超える、極めて高い水準を示した(91.1%)。

内定率が9割を超えるのは3年ぶり

これによると、10 月 1 日現在の学生モニターの内定率は 91.1%。前回調査(7 月 1 日時点)の 84.9%から 6.2 ポイント伸び、前年実績(88.4%)を上回った。10 月の内定率が 9 割を超えるのは 実に3 年ぶり。コロナ禍前は 4 カ年にわたり 9 割を超えていたが、ここ 2 年は 8 割台後半で推移していた。直近で最も高かった 2018 年卒(92.7%)には届かなかったものの、極めて高い水準をマークし、企業の採用意欲の高さを印象づける結果となった。

内定取得学生のうち、就職先を決めて就職活動を終了したのは 95.6%。7 月調査(82.7%)から約13 ポイント上昇した。夏場を経て、内定取得学生の大半が活動を終えたようだ。内定取得学生の平均内定数は 2.5 社。前年(2.3 社)よりさらに重複内定が増加している。

回答者全体を分母にして活動状況を見てみると、調査時点で就職先を決定して活動を終了した者の割合は 87.0%。内定率が上昇した分、就職先決定者の割合も前年同期(84.4%)より増えた(2.6 ポイント増)。複数内定を保留しているなど就職先未決定である者(2.1%)を合わせると、活動終了者は89.1%となる。

就職先が決まっていない学生の約半数が「就活を続ける」と回答

10月1日時点で就職先が決まっていない学生に、今後の予定を尋ねたところ「就職先が決まるまで就職活動を続ける」という回答が半数を超えるが(51.2%)、就職以外の進路を考えている者も少なくない。「大学院に進学」が全体の2割を超え(20.5%)、より専門的な学問を修得してから就職したいと考える層も一定数みられる。とりわけ理系学生において顕著で、半数近くが選択している(47.9%)。一方、文系では「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が圧倒的に多く、6割を超える(62.0%)。

■就職先が決まっていない学生の声

  • 納得のいく 1 社から内定をいただくまで続けたいと思う。 <文系女子>
  • 就職留年できるほどの経済力がないので、卒業までに就職先を決めたい。 <文系男子>
  • 大学院に進学して自分の専門分野への見聞を深めたい。 <理系男子>
  • 就きたい業務があるので、今選考を受けている企業に就職できなければ卒業してもう一度選考を受けるつもりです。来年の 10 月採用で就業したいので、大学は卒業して就活します。 <文系女子>

後編の記事では、就活費用や就活中に大変だったことなどを紹介する。

(取材・文/松井さおり)