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「受験と生理の不安」どう対処する?(後編)

超吸収型サニタリーショーツブランド「Bé-A〈ベア〉」を展開する株式会社Be-A Japanは、「受験と生理」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。また、中学1年生の娘をもつ保護者を対象に座談会も開催。今日は座談会の様子を中心に、さっそく見ていこう。

「中学受験と生理」について、今考えたいこと

2023年12月6日(火)に、昨年に中学受験を経験した中学1年生の娘をもつ保護者5名とともに、Be-A Japan代表の髙橋氏、商品開発責任者の中村氏を交え、座談会を実施。受験に向けて実際に行った対策や、当時の様子などを語り合った。5つの家庭にはそれぞれ異なる背景があり、生理もまた個人差が大きいことから、対処法や悩みには、共感もあれば驚きもある話がたくさん繰り広げられた。

■ケース1 水泳選手を続けながら受験を経験

〜超低用量ピルのメリットと理解のハードル〜

母親自身の生理がとても重いタイプだったことから、娘も同じ体質である可能性を案じたことと、水泳選手としての活動をスムーズにするためにも、医師と相談のうえ超低容量ピルを服用したそう。正しく知り、正しく服用することで安心感が得られ、受験時にも生理はなく過ごせたものの、周囲の保護者との会話の中でピルの服用について抵抗感を示されることが少なくなく、今はまだ閉鎖的で理解が得られにくいと感じたとのことだった。

■ケース2 初潮のないまま受験日を迎えた

〜“もしも”に備えた吸水ショーツが安心に〜

小学6年生になると周りは生理になっている子が多く、子ども自身がある程度の情報は持っていたとのこと。“もしも”を考えて、少し前から吸水ショーツをはいて慣れていたことで、抵抗感もなく、試験に集中できたそう。事前に準備しておくことはとても重要だと実感したとのことだった。

■ケース3 生理が来ると人格が変わり、親子でイライラ

〜吸水ショーツを通して生理のタイミングを知るように〜

生理が来ると人格が変わるタイプで、毎日遅い時間までの塾通いで睡眠時間も確保できずイライラ。つい親までイライラしてしまい、距離を取るために仕事を始めたとのこと。初潮を迎えた当時、恥ずかしさからか、しばしばナプキンを隠すことがあったものの、吸水ショーツをはくようになってからは、洗濯に出ていると「今日は生理だから眠いのね。」とケアしてあげられることが増えたとのことだった。

■ケース4 姉妹で受験を経験。タイプの違いでケアも別々に

〜信頼できる書籍や婦人科を身近な味方に〜

姉は受験と生理がぶつかりそうだったので、10日ほどピルを服用してずらしたそう。一昨年に受験を経験した妹は、運良く試験と生理は重ならず乗り切れたそう。ただし女子校に通う今、生理痛が重く、生理が辛そうで、一緒に婦人科にいってみようと話しているとのこと。生理については、ネットや友達からではなく、正しい情報を知るようにと書籍を読むようにもすすめているとのことだった。

■ケース5 生理が来ては、また半年来ない。不順にソワソワ

〜生理中は涙もろく。栄養サポートがあればよかった〜

小6の春に初潮がきたものの、その後半年、生理が来ないまま秋を迎え、受験時期に生理が来るかどうかとソワソワして過ごしていたが、吸水ショーツを常にはくことで安心して臨めたとのこと。どちらかといえば気の強い普段とは真逆に、生理中は涙もろくなるタイプで、今思えば、鉄分など栄養サプリメントも飲ませてあげられたらよかったなとのことだった。

生理をハンデやネガティブに感じないように

座談会では、Be-A Japan代表・髙橋氏は、アンケートに寄せられた受験生やその保護者の方の声を紹介。

「生理が辛くてテスト前に集中ができない、身体がだるい」という回答を取り上げ、「生理をハンデとネガティブに感じないように、性差があっても、誰もが同じように臨めるよう、大人としてできる限りのサポートはしてあげたいですね。」と話した。

また、日本ではまだまだ使用率の低いピルの服用について、特に子どもの服用には“なんとなく”抵抗感のあるケースが少なくないようだ。メリットとデメリットを正しく理解した上で、選択肢の一つとして知っておくことが必要ではないかという話題も飛び交ったという。

そのほか、「女性の先生に相談しても、その人が生理の軽いタイプだと『大丈夫よ!』と言われることも多いのでは。そうなると、それ以上相談することができなくなってしまう。案外女性同士の方が理解し合えていないのかも。」という声にも、共感の声も挙がったようだ。

初潮を迎えた子どもたちは、大人以上に心身ともに不安定。さらに、受験が重なればなおのこと。まずは、寄り添うことが子どもたちの安心につながるということを、大人が理解する必要があると、座談会では皆が口を揃えたようだ。

生理と上手に付き合うためには

以上の調査と座談会を実施したBe-A Japanでは、代表の髙橋くみさんが以下のようにコメントを寄せてくれた。

「生理とは月に数日間血が出る、ということではありません。イライラしたり、眠くなったり、お腹が空いたり……とホルモンによる身体と心の変化が起こる時期です。女性は40年間、人生において合算すると約7年間という生理期間を過ごします。その始めとなる数年間に上手く生理と付き合うことが大切です。それにはお子様と接する大人の方々にも生理に対しての知識が必要だと考えております。ぜひ吸水ショーツを含む最新のサニタリー用品について調べていただき、お子様に合うアイテムを一緒に探してあげていただけたらと思います。」

ただでさえナーバスになる受験。“もしも”のときに慌てないために、“もしも”に備えてまずは親子で正しい知識を身につけ、事前の準備をしっかりしておきたい。

(取材・文/小野眞由子)