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新制度下の大学入試直前!新制度の変更点、あなたはいくつ知っている?

国立大学の面接実施や調査書の重要性に関する認知度が低い

昨日は、習いごと・学習塾情報メディア「テラコヤプラス by Ameba」が行った新大学入試制度についての保護者に対するアンケート調査から、大学入試制度が変更になることは知っていても、対策はあまりとられていない、という実態をかいまみた。

本日は新大学入試制度の細かな変更点について、保護者がどのくらい知っているのか見ていこう。

新大学入試制度に関する7つの変更点とその認知度

新大学入試制度に関する7つの変更点 知っている
①国公立大学でも面接を課す大学が増える 44.0%
②一般入試でも課外活動などの実績を記載した「調査書」の提出が必要になる 44.6%
③一般入試(一般選抜)の評価基準が志望理由や高校での取り組みに重きを置かれるようになる 53.7%
④大学入学共通テスト(旧センター試験)ではリスニングの配点が高くなる 62.9%
⑤大学入学共通テスト(旧センター試験)では思考力/判断力/表現力を重視した試験になる 71.4%
⑥記述式問題を採用する大学が増える想定である 74.3%
⑦センター試験の名称が変更になる 79.4%

新大学入試制度に関する7つの変更点について尋ねてみると、「知っている」という回答はそれぞれ上記の割合となった。

「⑦センター試験の名称が変更になること」や「⑥記述式問題が増える想定であること」は80%近い保護者が「知っている」と回答したのに対して、「④国公立大学でも面接を課す大学が増える」「⑥一般入試でも課外活動などの実績を記載した『調査書』の提出が必要になる」などを知っていたのは半数以下という結果に。

面接、調査書とも、これまで一般入試ではあまり重視されてこなかった点を重視する大学が増える点は注意が必要だ。

学校や学習塾、予備校などから正しい情報を得て志望校合格を!

アンケート調査を行った株式会社CyberOwlの調査担当者は言う。

「新型コロナウイルスの影響による休校など、ただでさえ例年と異なる2020年の大学入試。そんななかの制度変更ということで不安を抱える保護者、受験生も多いのではないでしょうか。しかし、それはどの受験生も同様です。学校や学習塾、予備校などから正しい情報を得て、志望校合格を目指すことが大切です」

(取材・文/大友康子)