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中学校の部活動と勉強に関する実態調査(後編):保護者の8割が「子どもが部活動と勉強の両立ができている」と評価

株式会社栄光」(本社:東京都千代田区)が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が「中学校の部活動と勉強に関する実態調査」を実施。その調査結果を公開している。

この調査は、中学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する子どもの保護者)を対象に、2022年7月7日(木)~7月14日(木)にインターネット調査行ったもの。保護者236名から有効回答が得られた。

約3分の2の保護者が「中学校の部活動が勉強のプラスになっている」と実感

中学校の部活動が、勉強に良い影響を与えている・与えていたと感じるかを聞いたところ、「とても感じる」が15.7%、「どちらかといえば感じる」が49.3%となり、約3分の2の保護者が「中学校の部活動が子どもの勉強にプラスだ」と感じていることが明らかとなった。

保護者に、子どもが中学生の部活動と勉強を両立できている・両立できていたと感じるかを聞いたところ、22.6%が「とても感じる」、55.3%が「どちらかといえば感じる」と回答した。約8割の保護者が、子どもが中学校の部活動と勉強を両立できていると感じており、子どもの頑張りを評価していることが分かった。

学校の部活動について、保護者が感じている(いた)こととは?

【部活動に入って良かったと思うこと】

  • 好きなことに打ち込める時間は貴重だと思う。今しかできない事に取り組んでおり、立派だと思う。(中2保護者)
  • 上下関係などのコミュニケーションを学ぶ部活への参加はいい機会だと思います。社会では必要であり体験するべきだと思います。 (中2保護者)
  • 外部のサッカークラブに通うため、活動日の少ない茶道部を選択しました。茶道はもちろん初めての体験でしたが、抹茶や和菓子が好きになり、新しいことへチャレンジするよい経験になりました。(中3保護者)
  • 思春期で親子のコミュニケーションがとりにくい時期に、顧問や先輩、チームメイトから良い刺激をたくさん受けたと思います。(高1保護者)
  • 英語部はネイティブな発音を学べるので勉強にもなるし、本人も好きなので楽しみながら活動できて、とても良いと感じている。(高2保護者)

【勉強との両立について】

  • 成績が振るわなかった時は、顧問から勉強する時間を設けてくれて、部活と学業を両立できる環境を整えてくれた。(高3保護者)
  • 人間関係に恵まれたのか、小学校より楽しそう。だれないように、1週間の行動予定表をつくった。(中1保護者)
  • 部活と勉強で忙しいときの方が計画的に物事をすすめられていました。時間に縛りがある方が勉強しやすいようでした。(高3保護者)
  • 活動日の少ない部活なので勉強に支障はないが、学生時代の思い出として残るものは少ないのではないかと思うともったいない。時間があるからといって、その分勉強に向かうかといえばそうでもないので、親としては物足りない。(高1保護者)
  • 時間の管理ができたと思う。週末の部活がある場合は、学校や塾の宿題をいつまでに終わらせるか、試合の時の起床時間と帰宅後のスケジュールなど、自分で管理をするようになった。(中3保護者)

(取材・文/松井さおり)