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過半数の保護者が「学校の勉強に遅れてしまう」と心配

中学生の保護者の6割以上が、学習の遅れを不安視

株式会社ベネッセコーポレーション』(本社:岡山県岡山市)が「小・中・高校生の親子の生活における新型コロナウイルス影響調査」の結果を報告した。今回の調査は、一斉休校の発表後、2020年3月20日から5月8日まで毎週実施したもの。幼稚園の年中~高校3年生の子どもがいる全国約2,800世帯の親子からインターネット調査で聞き取りを行った。

これによると、4月に入ってから「学校の勉強に遅れてしまう」という不安を感じている保護者が急増。小学生低学年の保護者では3月20前後の23.3%から、約1カ月の間で2倍(55.7%)に増加していることが分かっている。全学年を通じて半数以上の親が不安を感じているが、中学生にいたっては6割を超える64.2%の保護者が「不安を感じている」と回答した。

「休園・休校実施以降にデジタルデバイスで学習をした」割合は3割以上で、学齢が上がるにつれて割合も増える傾向にある。

オンライン授業サービスの利用経験者は全体の約3割

「学校からデジタルデバイスで行う学習や宿題が出された」と回答した高校生は34.6%(5/8前後)に上ったが、中学生以下は10%台にとどまった。さらに、オンライン授業サービスの利用率も学齢に応じて上昇。未利用者の割合は全体の半数以上だったが、約75%がオンライン授業利用の意向を示している。

その一方で、オンライン授業について不安を覚える保護者も。中高生では「子どもが理解できているか分からない」が約4割を越え、小学生低学年では「集中力が続かない」といった意見も寄せられた。

また、デジタルデバイスでの学習について、「計算問題などは力がついている気がするが、文章問題など読み込んで答えるようなものはもう少し深く勉強できるようなものがほしい」「タブレットのみできちんと理解し、分からないことをタブレットのみで解決できるのか」「タブレット学習がいいのか、紙に書くスタイルのままの学習の方がいいのか」といった不安の声も挙がっている。

オンライン授業サービス活用のカギは「双方向型コミュニケーション」

こういった不安に対して、「進研ゼミ中学講座」商品責任者の山根伊都子さんは「臨場感のある双方向型のオンライン授業であればメリハリがつき、集中力が続きやすいといったメリットがあります。また、質問ができるチャットなどのコミュニケーション機能が付いた教材であれば、分からないところを質問して自分の理解度を確認しながら進めることができます」と話す。「一緒に受講する仲間とのコミュニケーションがとれるような仕組みも、休校中であっても『一人じゃない』『みんなと頑張る』という子どもたちの気持ちを醸成し、集中力や学習意欲を保つことができると思います」。

ベネッセコーポレーションのWEBサイトでは無償提供しているさまざまなサービスも紹介している。

(取材・文/松井さおり)

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