Press "Enter" to skip to content

【教育の準備2】帰国生入試で大学に入るには②

滞在時からの準備

情報収集

こうした複雑な大学入試を乗り切るには、海外滞在中から早めに情報を収集し、意思を固めておくことが大切だろう。

近ごろの大学選びの総合サイトは、各大学(学部・学科)のカリキュラム、取得可能資格、卒業後の進路など学校の特徴を把握できるだけでなく、卒業後につながる職業適性を判断できるものなど内容は多岐に渡る。

そしてもちろん、大学(学部・学科)個別のウェブサイトでは、さらに詳しい特徴と入試に関する細かい情報を得ることができるだろう。

また、各大学(学部・学科)では、入学希望者を対象にしたイベントも開催している。

「オープンキャンパス」では、学長の講演、研究室訪問、キャンパスツアーなどを実施。一時帰国などを利用して、足を運んでみたい。

出願書類の手配&作成上の注意点(近年はWEB出願が主流)

通常、出願はそれぞれの試験日の1カ月ほど前に行います。

出願書類の内容は、当然ながら各大学(学部・学科)によって異なり、手間のかかるものが多いため、出来るだけ早くに取り掛かりましょう。

特に、海外で在籍した学校からの成績証明書や推薦状など、「海外で手配するもの」に関しては、余裕を持って依頼しておきたいものです。

※各種証明書は英語以外の外国語の場合は要翻訳(要翻訳証明の場合も)

①入学願書一式

日本の住所が未定で仮住所が必要なときは、親類などに了解をとっておく。

②最終学校の卒業(修了)証明書または卒業見込み証明書

多めに依頼しておく。卒業証書のみを発行する学校なら、そのコピーに学校側の公印や学校長のサインをもらう。学年の区切りによる違いなどで卒業見込み証明書の出る時期が出願に間に合わない場合は、大学側に事情を説明しておく。

③現地在籍校の成績証明書

高校の成績証明書(学校印のある成績表のコピー)は全て必要。海外での在留期間を証明するため、中学の成績(在籍)証明書まで要求されることも。また、イギリスの場合はスクールレポートのすべてをコピーして提出させる大学もある。

④統一試験のスコア証明書

試験実施機関からのオフィシャルスコアの直接送付義務があれば、日にちに余裕を持つこと。オセアニア圏の統一試験は結果が出るのが遅いため、日本の大学の合否が判明してから送付するケースもある。

※語学運用能力試験のスコア証明書、またはそのコピーを提出させる大学もある

⑤海外在留証明書

海外での在留期間を証明する書類で、通常保護者の勤務先が発行する(在外公館が発行する場合も)。パスポートコピーの提出で帰国・出国日を確認するところもある。提出を求めるのは「保護者の赴任に帯同して」海外に行ったことを条件とする大学。

⑥推薦状

学校長(学校教員でもよいとする大学もある)が作成した推薦状を求める大学もある。翻訳や厳封が必要な場合は指示に従う。大学が指定した用紙を使う場合がある(東京大学、早稲田大学など)。

⑦海外歴

出・入国日や、小学校以降の転出・転入日は正確に記入のこと。

⑧志望理由書

文字数指定は800字、1000字、1200字など。願書の一部に欄を設けるところもある。

⑨受験料納入証明書

「コンビニエンスストア振り込み」としている学校が一般的(クレジットカード決済を認めている場合もあり)。また、インターネットでの出願を行っている大学などでは、「ATM振り込み」、「ネットバンキング」などの利用が可能なところも。

⑩日本国内の高校の成績証明書または調査書、在籍期間証明書

帰国前、または帰国後に日本国内の高校に在籍した場合は、成績証明書または調査書が必要。早めの依頼を心掛けたい。日本の高校に数カ月でも通った場合は必要になる。

⑪写真

スピード写真不可や、画像データを求める大学も。

⑫パスポートのコピー

一部の大学で出願時に必要。

情報の窓口

大学(学部・学科)選びに始まり、オープンキャンパス、出願・入試日程など具体的な情報収集にはインターネットが便利です。帰国生向けの情報が集約された進学ガイドブックも、比較検討に役立ちます。

海外での情報収集に便利なウェブサイト

『大学受験パスナビ』

HP https://passnavi.evidus.com/

『キャリタス進学』

HP https://edu.career-tasu.jp/p/

『スタディサプリ進路』

HP https://shingakunet.com/

『がんばれ国立大学受験生!!』

HP https://daigakujc.jp/

海外から取り寄せできる進学ガイドブック

『帰国生への学校案内≪関西≫小学校・中学校・高等学校・大学』
編・発行/関西帰国生親の会かけはし

HP http://www.ne.jp/asahi/kakehashi/kikoku/
メール kakehashi@kansai.email.ne.jp

『帰国子女のための学校便覧』
編・発行/(財)海外子女教育振興財団

HP https://www.joes.or.jp/publish

『海外・帰国生のためのスクールガイド Biblos』
編/JOBAビブロス編集部 出版/東京学参(参)

HP https://www.jolnet.com/biblos/

【教育の準備】帰国生入試で大学に入るには

スケジュール

複雑・長期化しやすいため日程調整はとても大切

大学(学部・学科)の帰国生入試は、下記の「帰国生の大学入試日程」の表から、かなり複雑なものであることが分かる。

また、国公立を第一志望にして私立を併願する場合や、帰国生入試以外にも一般入試を視野に入れる場合、AO入試や(自己)推薦入試なども合わせてチャレンジする場合のことなどを考えると、よりいっそう複雑化した日程で、入試が長期間にわたることも覚悟しておかなくてはならない。

“帰国”という大きな作業も絡みうる帰国生入試では「いつの段階で何を準備すればよいのか」といった綿密なスケジューリングが非常に重要になってくる。

外国の教育制度に沿った日程で受けられる試験も

帰国生入試は、4月に入学するためのものがほとんどだが、なかには秋季(多くは9月)に入学する制度を採用している大学(学部・学科)もある。

これは、3月ではなく6月に卒業することの多い英語圏の現地校やインターナショナルスクールに通う帰国生にとって活用しやすいものかもしれない。

しかし「現地の学校を卒業する頃に日本の大学の試験に合格し、現地の学校を卒業した2〜3カ月後に日本の大学に入学する」という秋季入学で進学するケースはあまり多くない。

また、4月入学を基本としている大学(学部・学科)に秋季のタイミングで入学する場合は、4月入学の者より半年早く入学するぶん、卒業がそのまま半年早まる。

しかし、日本での就職時期は4月入学者と変わらない。

こうしたこともあってか、秋季入学用の入試で合格した場合でも、それをキープして、4月入学用の入試を受ける人もいる。

帰国生の大学入試日程

帰国生の大学入試日程

スケジュールの実例

CASE1  インターナショナルスクール(ガーナ)→国立大学入学(4月)

両親に帰国の予定はないなか、高校を卒業後すぐに本帰国。翌月から予備校へ通った。

赴任直後 情報収集開始
4月 本帰国決定
7月 本帰国(本人のみ、18歳)
11〜3月 帰国生入試受験(書類・小論文・面接)
合格
4月 国立大学への通学開始(19歳※大1~)

CASE2  現地校(アメリカ)→ 私立大学入学(4月)

5月に現地の高校を卒業して翌月の6月に本帰国し、すぐに予備校へ通った。

赴任直後 情報収集開始
5月 本帰国決定
6月 本帰国(母、18歳)
9月 帰国生入試受験(AO)
合格
4月 私立大学への通学開始(19歳※大1~)、本帰国(父)

CASE3  現地校(イギリス)→ 現地大学・ギャップイヤー中(イギリス)→ 私立大学編入学(9月)

イギリスの大学に合格していたが、ギャップイヤー中に日本の大学進学を決意した。

6月 現地校卒業、ギャップイヤー開始
7月 本帰国決意、情報収集開始
8月 帰国生入試受験(書類、TV電話面接)※イギリスにて
合格
同8月 本帰国(本人のみ、19歳)
9月 私立大学への通学開始(19歳※大1~)

CASE4  現地校(アメリカ)→ 現地大学(アメリカ)→ 私立大学編入学(9月)

現地大学1年次に本帰国決意、現地で受験した。9月に入学し、3年半後の3月に卒業。

7月 本帰国決定、情報収集開始
9月初旬 帰国生入試受験(英語)※アメリカにて
合格
9月下旬 本帰国(父母共、20歳)※大3の姉はアメリカ生活継続
同9月 私立大学への通学開始(20歳※大1~)
Copyright © 2008 - 2018 帰国便利帳 All Rights Reserved.