Press "Enter" to skip to content

毒親にならぬよう、「親子関係調査」をチェック!(後編)

昨日は親子心理学の専門家・三凛(さんりん)さとし氏が代表を務める合同会社serendipityが行った親子関係調査の結果をご紹介。自分の親が「毒親だったと感じることがある」人が6割以上に上り、人生の悩みTOP3に「親の扱い方や関係」がランクインしている現状を見た。

そこで本日は、三凛氏による「親子関係で悩むことがなくなる3つの気づき」の解説を見ていこう。

気づき1.親子関係はうまくいかなくて当然!

親子関係が良くなくても、「それは普通」だと、三凛氏は言う。

なぜなら、生まれた世代によって、さまざまな傾向性が違うから。1950年代に生まれた人と、1980年代に生まれた人と、2000年代に生まれた人とでは、従うべきルールや社会に果たすべき役割、達成したいゴール、ビジョンが世代間によってまったく異なる。そのようなギャップがあるのだから、親子関係や親子の意思疎通が難しくなるのも当然だという。

だからこそ、お互いを大目に見たり、歩み寄ったりする姿勢を持つようにする。わかってほしいと過度に強要するのではなくて、良い意味での気持ちの割り切りを持つと良いそうだ。

気づき2. 親は子にとって最高のパワースポット

また、たとえ過去に親子関係がうまくいかなかったとしても、「心理的和解」をすることでパワーがみなぎることは多いという。「心理的和解」とは、親への恨みを手放して、無理矢理ではなくて自然と感謝の気持ちを持てるようになること。

三凛氏曰く、この心理的な和解ができているかどうかで運気や幸福感、人生の充実感が決まる、という。

「心理学の世界では、『子どもは親のテープレコーダーだ』という言葉があるくらい、親との関係が人生の基礎になるということが解明されています。例えば、母親と和解すると、女性性エネルギーがうまく回るようになるので、人間関係がうまくいくようになり、父親と和解すると、男性性エネルギーがうまく回るようになるので、お金や仕事の分野がうまくいくようになる。かくいう私自身も、両親との長年の確執を解消できてからは、悩み症が改善し、いつの間にか人間関係でもお金のことでも悩みがなくなりました」(三凛氏)。

気づき3.子は親にとって最高のパワースポット

一方、親目線で見ても、同様に、子どもは親にとって最高のパワースポットだ。子どもは自分のDNAを受け継いだ分身のようなもの。自分の子どもとの関係が良好であればあるほど運気が上がり、人生がうまくいくようになるという。

親子双方で感謝の気持ちを伝えあいたい

筆者自身は自分の親を毒親だと思ったことはなかったのだが、6割以上がそう思ったことがあるという調査結果を見て、「そういえば、非常にキツイ言葉で叱られて、人格を否定されたような気持ちになり、深く傷ついたこともあったな」などと思い出した。

その一方で、自分が我が子に対して、そのような𠮟り方をしたことがあることも思い起こした。非常に照れくさくはあるが、近いうちに三凛氏の次のアドバイスを実践しなくては、と心に留めた。

「どんな形でも良いので、あなたが親だったとしても、子どもだったとしても、感謝できる側面や、今まで気づかなかった親なりの、そして子どもなりの愛情に気づくことが心理的な和解を進めます。照れくさいかもしれませんが、“パワースポット(親なら子、子なら親)”に行って、感謝の気持ちを述べる、それくらいの気持ちでやってみてください。これをやってみると、本当に効果を感じられると思います。

ぜひ親御さんに少しでも感謝と愛を示してみてください。『産んでくれてありがとう』と言ってもいいし、いつもよりも手の込んだプレゼントをしてみてもいいのではないかと思います。そして、あなたが親だったなら、お子さんに『生まれてきてくれてありがとう』と伝えてください。お互いに少しでもストレートに愛情や感謝の表現ができるようになった時、心理的な和解は進んでいるので、運気が上がった自覚を感じられるでしょう。

年末年始で家族が集まった時や誕生日、母の日、父の日などは、家族に気持ちを伝えやすいタイミングなのではないかと思います。難しい親子関係を少しでも心地の良いものにしていただければ嬉しいです」

お話を伺った方

親子関係における心理的な和解を通じ、人生の好転を促す
コンサルタント・三凛さとし氏

(取材・文/大友康子)