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おにぎり写真の投稿でアフリカ・アジアの子どもたちに給食を!<前編>

世界に広がる「おにぎりアクション」

おにぎりにまつわる写真を投稿するだけでアフリカ・アジアの子どもたちに給食を届けられる「おにぎりアクション2022」が10月6日~11月6日までの期間で開催中。日本発の取り組みだが、世界各国に住む日本人を中心に海外からの参加者も増えており、2020年は31ヵ国、2021年は35ヵ国からと、盛り上がりをみせているという。

この取り組みは、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)が主催で、国連が定めた10月16日の「世界食料デー」を記念して2015年より実施。2021年までの7年間で投稿された写真の枚数は累計約125万枚、届けた給食の数は約680万食にものぼる。昨年は1日平均8,500枚の投稿があり、推定米消費量が59t(※投稿写真に写り込んだおにぎりの個数より算出した推定値)となるなど、米の消費促進も期待されている。

参加方法は、写真をサイトから投稿する方法と、「#OnigiriAction」をつけて個人のSNS(Facebook, Instagram, Twitter)から投稿する方法の2通りある。1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する100円が協賛企業・自治体より寄付され、TFTを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食が贈られる仕組みなので、子どもから大人まで誰でも無料で参加できるのが魅力だ。日本国内はもちろんのこと、海外からの参加者も増えている。(トップ画像は「にほんごを学ぶオンライン講座にて海外の方一緒にアクション」)

【昨年の投稿】母と娘姉妹3人のおにぎりアクション

日米大学生によるおにぎり対決も開催

「コロナ禍をきっかけにオンラインによる交流が浸透し、2021年は、海外の友人に呼び掛けてオンライン上で一緒におにぎりアクションに参加してくださっている様子の写真も多くみられました。TFTは日本で生まれたNPOですが、アメリカとドイツにも事務局を置いています。特にアメリカでは期間中におにぎり作りのワークショップなども開催しており、毎年多くの投稿があります。今年は、日本とアメリカの事務局で連携し、日本文化や国際交流に興味のある日米大学生によるおにぎり対決もオンライン上で開催します」と、TFTの事業開発担当、小此木利沙(おこのぎ・りさ)氏は話す。

実際に写真を投稿した海外在住の人からは、
「おにぎりの具材はアレンジ自由なので、お米されあれば、その国で親しまれている食材を使っておにぎりを握ることができる。日本で生まれた『おにぎりアクション』という取り組みがあることを紹介すると、簡単で楽しい方法なので皆積極的に参加してくれて、コミュニケーションにもなるし、日本人として誇らしい気持ちになって嬉しい」
「おにぎりアクションをきっかけに日本食や日本の文化にも関心を持ってもらうきっかけになったと思う」
といった声が寄せられているという。

留学(カナダ)のホームステイ先の家族と一緒にアクション

世界的なパンデミックが起きた2020年を境に、食も含めてこれまでの価値観が大きく変化しているが、そうした中でも「おにぎりアクション」は広がりを見せている。今年は、5年連続でトップスポンサーを務める日産セレナを筆頭、にセブン‐イレブン・ジャパンがコンビニ業界から初めて参加するなど、国内過去最大となる37の企業・自治体が参加者とともに飢餓解消に取り組んでいる。

明日公開の<後編>に続く。

おにぎりアクション特設サイト:https://onigiri-action.com/

※写真提供/TABLE FOR TWO

(取材・文/中山恵子)