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中学入試では、SDGs に関する出題が年々増加の傾向

株式会社栄光』(本社:東京都千代田区)が運営する進学塾『栄光ゼミナール』が、小中高生の家庭を対象にSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に関する意識調査を実施。その調査結果を報告している。

[調査概要]

調査対象: 小学1年生~高校3年生の子供を持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2021年8月11日(水)~8月25日(水)
回答者数: 487人(小学生保護者:218人 中高生保護者:269人)

子どもに「SDGsに関心を持ってほしい」保護者は95%以上

これによると、自身の子どもに対して「SDGs」に関心を持ってほしいと思っている保護者は、小学生保護者・中高生保護者ともに95%以上にのぼることが分かっている。「保護者自身はSDGsに対してどの程度関心があるか」という質問で「とても関心がある」「やや関心がある」と回答した割合は84.6%だったのに対して、「子どもにSDGsに関心を持ってほしい」と考えている保護者の割合はそれを上回ることも明らかとなった。

子どもに「SDGsに関心を持ってほしい」と回答した保護者に、その理由を聞いたところ、最も多かったのは「世界規模の課題について理解をしてほしいから」で、小学生保護者の57.1%、中高生保護者の58.8%が回答した。そのほかにも「自分の将来について考えるきっかけにしてほしいから」「様々な価値観やバックグラウンドを受け入れられる人になってほしいから」という理由も半数以上にのぼっている。

SDGsに関して、家庭で子どもと一緒に取り組んでいることは以下のとおり(自由回答方式)。

  • フードロスを減らすための取り組みをしているプロジェクトをクラウドファンディングで支援している。
  • まだ認知度の低いテーマで、言葉が先行しているような印象がある。身近なことに置き換えて、各自できることから取り組んでいくのが持続につながると思う。折にふれて、家庭内でも話題に出すようにしている。
  • 学校の夏休みの宿題で「SDGsのテーマを選び、絵を描く」というものがあったので、一緒に調べて描いてみた。その後もニュースで取り扱っている時があると話をしたり、水の出しっぱなしをやめたり、生活の中で自然と意識するようになった。
  • 学校でSDGsについての授業があり、班ごとにテーマを決めて調べ学習をし、発表したりしたそうです。娘は世界の水事情やトイレの普及等について調べ、日本とは違う状況で苦労している国があることを知りました。それをきっかけに、家庭では節水について考え、気を付けるようになりました。

「SDGsに関する入試問題」に関心のある保護者は約9割

中学や高校・大学入試でも「SDGs」を扱った問題が出題されるようになっている昨今。入試問題での出題傾向について、保護者自身がどの程度関心があるかを聞いたところ「とても関心がある」「やや関心がある」と回答した保護者は、小学生保護者、中高生保護者とも約9割にのぼり、関心度の高さがうかがえた。たとえば、中学入試でのSDGsに関する出題について、栄光ゼミナール中学入試社会科責任者は次のように語っている。

「中学入試では、SDGs に関する出題が年々増え、『気候変動』『人権』『食』『貧困』『エネルギー』など、様々なテーマが取り上げられています。知識を答えさせるだけではなく、世の中の課題に対して将来を担う子どもがどのように考えているか、意見を問う出題も目立ちます。子どもたちは学校や塾などで SDGs について学習していて、大人が驚くほどよく理解している子どももいます。ご家庭での日常会話の中で、学んだことを子どもから聞いたり、関連する日本や世界のニュースを話したりなど、大人も子どもも一緒に SDGsについて学んでみてはいかがでしょうか。多くの情報に触れ、興味を広げて考えることが入試対策にもつながります」

(取材・文/松井さおり)