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バンダイがAR(拡張現実)機能で子どもの歯磨き習慣を応援するコンテンツを開始 

子どもは3歳頃になればひとりで歯磨きをするようになるが、まだ磨き残しが多いので、小学校低学年くらいまでは大人が仕上げ磨きをしてあげたほうがよいという。とはいえ、子どもが歯磨きを面倒くさがったり、仕上げ磨きされるのを嫌がったりと、歯磨きタイムに手を焼いている保護者は少なくない。

そんな悩みの解消に役立ちそうな商品がバンダイから発売された(2019年10月4日発売)。人気キャラクター「おしりたんてい」をデザインした「こどもハブラシ3本セット おしりたんてい」で、対象の無料アプリをダウンロードすると、ハブラシと連動して「おしりたんてい」のキャラクターが登場し、正しい歯磨きの仕方を示してくれるというものだ。

楽しく歯磨きしながら正しい手順を覚えよう!


このコンテンツサービス「こどもハブラシARハミガキ応援コンテンツ」は、AR機能(拡張現実。実際の風景などにコンピューターを使って情報を追加すること)を活用したもので、まずスマートフォンに無料アプリ「@AR Player」をダウンロードする。ハブラシに付いているシールを読み込むと、音楽とともに、「おしりたんてい」のキャラクターがスマホの画面上に現れる。スマホを“自撮りモード”にして子どもの顔をメイン画面に映し、画面下部に示されるガイド(歯のイラスト)に子どもの口元を合わせて順番通りに磨いていくと、約2分30秒で、磨き残しなく歯磨きを完了できる仕組みだ。ゆすぎが終わるタイミングの約30秒後には、ごほうびコンテンツとして毎日1種類のなぞときゲームが登場する。

こどもハブラシ3本セット おしりたんてい
商品化のきっかけは、同社の社員が歯磨き嫌いの子どもたちが多くいることを知ったこと。歯磨きの時間を楽しくするにはどうしたらよいか考えた結果、ARアプリの活用を思いついたという。同社プロモーション担当の粕谷聡(かすや・さとし)氏は、「バンダイでは以前からこどもハブラシ商品を発売してきましたが、お子さまの歯みがき習慣を応援できるような商品を提供できていなかった面もありました。そこで今回、ARハミガキ応援コンテンツを開始しました。歯磨き習慣を楽しく身につけていただければと思います」と話す。

「こどもハブラシ3本セット おしりたんてい」(3本入り、418円)/バンダイ

© トロル・ポプラ社/おしりたんてい製作委員会

(取材・文/中山恵子)