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教員の意識調査(後編)子どもの頃の夢は「教員」

昨日は、教職員向けの保険商品を多く扱っているジブラルタ生命保険株式会社(東京都千代田区)が行った「教員の意識に関する調査2022」をチェックし、「わかりやすい授業」を理想に掲げ、授業の準備に奮闘する先生方の様子を垣間見た。本日も、その続きを見てみよう。

教員あるある「夏休みがあっていいねと言われる」

教師をしていて経験したことがあるもの・行ったことがあるものを聞いたところ、トップ10は次の通り。

1位「夏休みがあっていいねと言われる」47.2%
2位「児童・生徒の珍回答に笑ってしまう」44.9%
3位「字を見ただけでどの児童・生徒かわかる 」41.6%
4位「校区では慎重に行動する 」40.8%
5位「大切なプリントを配り忘れて焦る」33.0%
6位「スーツでもスニーカーを履く」31.2%
7位「声が大きいと言われる」29.4%
8位「自分の学校と子どもの学校の行事がかぶる」26.5%
9位「児童・生徒の保護者が同業者でやりにくさを感じる」25.4%
10位「体育館の天井に挟まっているボールが気になる」23.8%

1位「夏休みがあっていいねと言われる」は、基本的には誤解だ。教師も地方公務員同様、夏季休暇(自治体によるが、5日間が多い)以外は子どもたちの夏休み期間も毎日勤務している。秋以降の授業計画やカリキュラム作成を行い、部活動の指導、補習、夏期講習など、場合によっては平常時より多忙になることもありえる。

また、TOP10 以降をみると、「学園ドラマにツッコミを入れる」21.9%、「授業を忘れていて児童・生徒が職員室に呼びに来る」19.3%、「学校行事で児童・生徒より張りきる」14.1%、「オンライン授業で失敗をする」8.0%といった経験をしている人も少なくないことがわかった。

そのほか、「食べるスピードが速い」や「生徒の前でも早食いを抑制できない」、「生徒に廊下を走るなと言っているのに、授業に忘れ物をして自分が廊下を走る」、「国語の教師なのに漢字を度忘れして、授業中になんの躊躇いもなく生徒に漢字を聞く」といった“教員あるある”経験も寄せられた。

子どもの頃の夢は「教師」がダントツ1位

子どもの頃に就きたかった職業を聞いたところ、「教員」(48.1%)が男女ともにダントツで1位。子どもの頃に描いた“教員になりたい”という夢を実現させた人が多いようだ。

ブラックなどとも評される職業ながら、子どもの頃からの夢をかなえ、授業の準備に労力を割き、わかりやすい授業を心掛けて日々指導してくださる先生方。「夏休みがあっていいね」というのは基本的に誤解で、勤務する学校と自分の子どもの学校の行事がかぶると、泣く泣く勤務先のほうの行事を優先してくださる先生方。スーツでもスニーカーを履いていたり、時に大切なプリントを配り忘れたりするのはご愛敬(親としては非常に困るけれど)。「字を見ただけでどの児童・生徒かわかる」くらい、しっかりと子どもたちを見てくれている先生方に敬意を表したい。

(取材・文/大友康子)