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都立高の「ブラック校則」今春から廃止(前編)

「主体的に考える活動」の一環として校則を自己点検

 希望新たに迎えた新年度スタートから約1カ月たった。実は、都立高校では今年度から「ツーブロック禁止」や「下着の色は白」などといったバカらしい(失礼!)校則が廃止されており、都立高校生はのびのびと過ごせているかもしれない。

 令和4年度から新学習指導要領が実施され、すべての都立高等学校等において、「課題を見いだし、主体的に考え、多様な立場の人と協働的に議論し、納得解を生み出す活動」が重視されるようになっている。

 そこで、東京都教育委員会は前年から各校に対し、「校則等に対する生徒の理解を深め、自分たちのものとして守っていく意識・姿勢を身に付けることができるよう、教職員や生徒、保護者等が話しあう機会をもつなどの過程を経て自己点検に取り組む」よう通知。2021年4月から12月にかけて、その取り組みが実施された。


自己点検対象の校則は「下着の色指定」など6項目

自己点検の対象となった校則は下記の6項目。

  • 生来の髪を一律に黒色に染色
  • 頭髪に関する届出(任意)の提出
  • ツーブロックを禁止する指導
  • 登校しての謹慎(別室指導)ではなく自宅謹慎を行う指導
  • 下着の色の指定に関する指導
  • 高校生らしい、等表現があいまいで誤解を招く指導

 全都立高等学校等の全日制・定時制のうち、6項目あわせてのべ216課程で該当する校則を採用していた。


教職員・生徒・保護者で活発に話し合い

各校での自己点検取り組み例は下記の通り。

  • Googleフォームを活用して全校生徒の意見を聞く
  • 生徒会役員が教員と意見交換
  • 生徒総会での話し合い
  • 保護者会において、担任等が保護者から校則について意見聴取
  • 職員会議等において、生徒の意見や社会の状況等を踏まえて教職員が校則について協議

 生徒だけ、学校内だけでなく、保護者まで巻き込んだ取り組みはなかなかに有意義だ。

 明日は、自己点検の結果、6項目の校則がどうなったのかを見ていこう。

(取材・文/大友康子)