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現大学1年生の7割は第1志望校に入学(後編)

昨日は、リクルート進学総研が今年3~4月にかけて、大学入学間近の高校3年生を対象に行った調査についてご紹介。現大学1年生の7割が第1志望校に入学している現状を見た。

本日は、現大学1年生が高校生時代、進学先の選択にあたって検討した重要項目の内容について見てみよう。

進学先を検討した時に重視した項目

進学先を検討したとき重視した項目のTOP3は下記の通り。

1位:学びたい学部・学科・コースがあること(76.5%)
2位:自分の興味や可能性が広げられること(38.6%)
3位:教育方針・カリキュラムが魅力的であること(35.8%)

3位の「教育方針・カリキュラムが魅力的であること」は2016年の16位、2019年の12位から大きくランクアップ。

昨日、紹介した「進学する大学に合格した入試方法」のグラフを振り返ると、「総合型・学校推薦型選抜」が2019年と比べて6.5ポイント増加している。総合型・学校推薦型選抜は、大学がアドミッションポリシー(大学側が求める人物像をまとめたもの)と合致した学生を探すための選抜であり、受験生は一般入試以上に受験する大学のアドミッションポリシーに着目し、教育方針やカリキュラムについてもよく研究する必要がある。「教育方針・カリキュラムが魅力的であること」が3位に急浮上したことと、「総合型・学校推薦型選抜」が増加したことは、密接な関係があるといえるだろう。

アドミッションポリシーから大学を選ぶ高校生が増加

調査結果について、リクルート進学総研・所長の小林浩(こばやし・ひろし)氏は次のように語る。

「総合型選抜や学校推薦型選抜といった年内入試での受験機会が増加しています。こうした年内入試は、アドミッション・ポリシー(大学側が求める人物像)に合った学生を獲得するための入学者選抜です。そのため、高校でも進路指導の先生から、進学を希望する大学のアドミッション・ポリシーを調べるようにという指導が増えており、今年大学に入学した学生のアドミッション・ポリシーの認知度は9割を超え、個別大学について調べた学生も約7割に達しています。

単に偏差値で大学を選んで受験するのではなく、事前にアドミッション・ポリシーを調べ、進学したい大学を絞り込んでから、オープンキャンパスに参加し、受験するといった高校生も増えているのだと思います」

(取材・文/大友康子)