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18歳のSNS意識調査(前編) 1割強がSNS上で誹謗中傷を受けた経験あり

今春5月、日本の恋愛リアリティ番組に出演していた女性がネット上の誹謗中傷を苦慮し、若くしてこの世を去るという痛ましい出来事があった。そのため、日本ではSNSでの誹謗中傷が大きな社会問題として、今まで以上に注目されている。

そんななか、財団法人日本財団(東京都港区)は日本全国の18歳1000名を対象にしたSNSに対する意識調査を行い、7月30日にその結果を公表した。

18歳の94%がSNSを利用しており、6割が1日2時間以上利用

調査の結果、実に94%がSNSを利用しており、約6割の18歳の人が1日2時間以上SNSを利用している実態が明らかになった。主な使途は「情報収集」80.4%、「友人とのやり取り」75.5%。

SNS利用経験者の75.2%が「SNSは生活に必要不可欠」、44%は「依存している」と回答。38.2%が「SNSアカウントに本名を載せている」、36.8%が「顔写真を載せている」と回答した。

SNS上で誹謗中傷に遭った原因は「わからない」が1位

社会問題化しているSNS上の誹謗中傷に関しては、12%が被害経験ありと回答。

誹謗中傷された原因としては、SNS上で「少し言い過ぎた」など、自分の発信内容が発端で誹謗中傷が始まったと認識している声も多少はあったが、「わからない」との回答が約3割と一番多く、心あたりがないのに被害に遭っている現状が浮き彫りとなった。

約20人に一人が「根拠の希薄な批判や悪口を書いたことがある」

被害者がいれば、当然、加害者もいるわけで、5.2%が「根拠の希薄な批判や悪口を書いたことがある」と回答。


その理由は、「腹立たしいから」「気に食わなかった」という相手への嫌悪感、「共感してもらうため」「反応が欲しかった」など注目を浴びたいという気持ち、「深く考えていなかったから」「咄嗟に思ったから」といった感情に任せて深く考えずに発信してしまったことなどが挙がる。

また、SNS使用経験者のうち5.1%が、真偽や根拠が不明な批判、誹謗中傷発言をシェアやリツイートした経験があるとも答えている。その理由は、「その時は本当だと思っていたから」「後に真偽が不明だと気づいた」「誤ったソースが元の記事であることに気づけなかったため」など真実と思いシェアしてしまったという確認不足や誤認、「共感して“いいね”を押した」「自分が賛同したから」とその発言に対しての共感などが理由に挙がった。

誹謗中傷を行う方は軽い気持ちかもしれないが、受け手の傷は計り知れない。明日はSNS上の誹謗中傷減少の一助となるであろう「SNS上での誹謗中傷に対する法整備」について、18歳の意見を見ていこう。

(取材・文/大友康子)

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